David Brunnstrom Daphne Psaledakis
[22日 ロイター] - 北朝鮮に対する制裁の実施状況を監視している国連の専門家パネルの業務継続を求める国連決議に対し、ロシアが拒否権を発動する可能性が高いことが分かった。国連外交筋が22日、ロイターに対し匿名で述べた。
外交筋によると、決議案の採決は22日に予定されていたが、さらなる協議に向けた米国の要請により延期されたという。
外交筋の1人は、ロシアによる拒否権発動は専門家パネルの解散を意味するとした。専門家パネルは長期にわたり、核兵器および弾道ミサイル計画を巡る北朝鮮に対する国連の制裁を監視していた。
外交筋は「ロシアがこの決議に拒否権を行使する可能性は高い」とした。
ロシアの国連代表部は現時点でコメント要請に応じていない。