[パリ 30日 ロイター] - パリのアンヌ・イダルゴ市長は30日、同市で7月に開幕する夏季五輪を前に水質汚染が懸念されるセーヌ川で自ら泳ぐことで、その安全性が保証されるはずとの見解を示した。
パリ五輪では、セーヌ川でオープンウォータースイミングとトライアスロンが行われる。同市は1900年のパリ五輪のようにセーヌ川を再び遊泳できるようにするため、水質改善に力を入れてきた。
6月23日の「オリンピック・デー」前後にセーヌ川の水泳イベントで泳ぐつもりだと以前から話していたイダルゴ市長は、報道陣を前に「けげんに思っている人には『もちろん、泳ぐつもりだ』と伝えたい」とコメント。水泳イベント終了後には「パリ市民も、セーヌ川はきちんと手入れされてきたと確信するだろう」と自信を示した。
パリのピエール・ラバダン副市長(スポーツおよび五輪担当)は昨夏にセーヌ川で泳いでおり、イダルゴ市長は「ピエールはすでにセーヌ川に飛び込んでいるが、まだ生きている」と冗談めかした。