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19日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安と反落、銀行セクターさえない

発行済 2016-12-19 17:07
更新済 2016-12-19 17:33
19日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安と反落、銀行セクターさえない
週明け19日の中国本土マーケットは小幅に値下がり。
主要指標の上海総合指数は、前営業日比4.90ポイント(0.16%)安の3118.08ポイントと反落した。
上海A株指数も下落し、5.07ポイント(0.16%)安の3264.67ポイントで取引を終えている。
外貨建てB株相場も反落。
上海B株指数は2.06ポイント(0.59%)安の344.66ポイント、深センB株指数は4.13ポイント(0.36%)安の1130.09ポイントで終了した。


資金ひっ迫懸念が不安材料。
上海銀行間取引金利(SHIBOR)の1カ月物は、およそ1年5カ月ぶりの高い水準を切り上げた。
今月に入って金利の上昇に歯止めがかかっていない。


業種別では、銀行株がさえない。
中信銀行(601998/SH)が1.3%安で引けた。
不動産株も安い。
金地集団(600383/SH)が1.2%下落した。
16日に閉幕した中央経済工作会議で、不動産価格の高騰を抑制する方針が強調されたことを嫌気している。
インフラ関連株も下げが目立った。
自動車株やITハイテク関連株、消費関連株の一角なども売られた。


もっとも、大きく売り込む動きはみられない。
中央経済工作会議で翌年度・経済政策の基本方針が固められるなか、「国有企業改革」の関連銘柄などは物色されている。


(亜州IR)

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