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イーレックス Research Memo(1):新中期経営計画『Dash 1000』を発表

発行済 2016-06-20 16:25
更新済 2016-06-20 16:33
イーレックス Research Memo(1):新中期経営計画『Dash 1000』を発表
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イーレックス (T:9517)は電力小売事業を展開する独立系の新電力(PPS)企業。
競争力のあるベースロード電源、機動的な販売戦略といった特徴を武器に、2016年からの電力全面自由化の流れの中で高成長を目指している。
同社は2017年3月期〜2019年3月期の3ヶ年中期経営計画『Dash 1000』を策定した。
競争力ある電源の確保と小売事業の強化によって、2020年3月期以降に売上高1,000億円に到達するための準備を着実に進める3年間という位置付けだ。
最終年度の2019年3月期においては売上高67,339百万円、営業利益7,354百万円を計画している。
電源確保では自家発電所の建設計画が目白押しとなっている。
2016年秋稼働予定で大分県に建設中の佐伯発電所に加え、福岡県豊前市にバイオマス発電所を建設する案件についての協議が大詰めを迎えている。
豊前案件は九州電力 (T:9508)グループとのJVで、発電能力は佐伯の1.5倍の規模となる予定だ。
豊前案件の次には同規模のバイオマス発電所を東北地方に建設する案件が本格スタートする見通しであり、それ以降にさらに2案件を計画している。
電力の小売販売先の開拓も順調だ。
大口需要家向けの高圧分野は、1,200の代理店を通じて獲得した顧客数が8,000件を超えた。
2016年4月から自由化された一般家庭などを対象とする低圧分野では、アライアンス戦略で臨んでいる。
これまで、LPガス販売会社39社などと提携し、11,000件以上の顧客を獲得した。
同社の小売電力量は、現状は高圧分野が大半を占めているが、徐々に低圧分野の販売量を増やし、売上高1,000億円達成時点では低圧分野の構成比が50%になると同社では想定している。
電力事業においては、貯蔵できないという電気の性質上、需給調整作業が不可欠だ。
同社はこの作業を事業化し、収益源とすることを狙っている。
今秋をめどにエネルギー取引部を創設し、トレーディング事業を開始する計画だ。
■Check Point ・売上高34.0%増、当期純利益20.6%増で過去最高業績を更新 ・2019年3月期に売上高1,000億円を目指す ・「エネルギー取引部」を設置し、トレーディング事業を開始予定 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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