15日の日本株市場は買い先行の展開となろう。
14日の米国市場では予想を上回る経済指標のほか、良好な企業決算や原油高が好感され、NYダウ、S&P500種指数は連日で最高値を更新。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比135円高の16535円だった。
これにさや寄せする格好から、幅広い銘柄に買いが先行しよう。
また、対話アプリのLINE (T:3938)は14日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場。
初値は42ドルと、公開価格の32.84ドルを28%上回った。
終値は41.58ドルとなり、日本円換算価格(1ドル105.38円)は4382円で取引を終えている。
LINEの好スタートが予想されるなか、投資家のセンチメントを明るくさせそうだ。
また、ファーストリテ (T:9983)が下方修正を発表。
ただし、既にこれまでの値動きをみても織り込まれている状況であり、指数インパクトの大きいファーストリテのアク抜けも指数を押し上げる要因になりそうだ。
連日大商いが続く任天堂 (T:7974)については、投資家の関心がLINEに向かうなか、一服が想定される。
ただし、TOPIXに対するインパクトの大きい超値がさ株である任天堂が1日で15%超の上昇ともなれば、ファンド等はパフォーマンスの観点から組み込まざるを得ない状況であろう。
そのため、過熱感が警戒されつつも、需給面ではこの「ポケモノミクス」相場はしばらく続くことになりそうだ。
その他、自動運転に関連した報道が相次いでおり、自動運転、AIなどの関連銘柄への関心も続こう。