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デュアルタップ Research Memo(4):「新時代ワンルーム」×「ストック型」×「クロスボーダー」

発行済 2016-09-16 16:05
更新済 2016-09-16 16:33
デュアルタップ Research Memo(4):「新時代ワンルーム」×「ストック型」×「クロスボーダー」
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■会社概要

(3)強み

デュアルタップ (T:3469)の強みは、1)自社ブランドマンション「XEBEC(ジーベック)」シリーズ、2)エンドユーザーのライフスタイルに重点を置いた商品開発、3)東京23区に特化した高い資産価値、4)総合不動産サービス、5)グローバルな投資家層の拡大、の5つが挙げられる。


1)から3)はワンルーム型マンションにかかわる強みである。
同社の自社ブランドマンションは、洗練された高級感のあるデザインと実用性のある設備により質の高いブランド体験を提供している。
例えば、浴室には、浴室乾燥機やオートバス、浴室テレビなど人気の設備が付く。
セキュリティ面ではモニター付インターホンやディンプルキー、ハンズフリー解錠など最新の防犯対策を徹底する。
東京23区の駅近の立地に限定しているために賃貸需要が安定しており、高い資産価値を維持できる。
購入者の比率では20代と30代で76%を占め、若い世代の評価が高い。
ワンルーム型マンション事業を行う上での基盤となるのは営業部隊である。
同社の営業部隊は発売から2ヶ月間で1棟(30戸~40戸)を売り切る力を持ち、同社の強みであると言って間違いはないだろう。


4)総合不動産サービスは、開発や販売だけでなく、管理や仲介も行うことで顧客のワンストップニーズに応えている。
自社販売物件を中心に現在1,246戸(16/6期、前期比256戸増)の賃貸管理を行っており、入居率は95.8%と業界平均92%をしのぐ。
この事業はストック型ビジネスとして会社業績を安定成長させる効果もある。


5)グローバルな投資家層の拡大は、海外不動産事業開始から急速に伸びてはいるものの、現在も取り組み中の課題である。
海外不動産の専門部署をグループ内に配置することで、海外の投資家への募集や海外不動産の紹介が可能になった。
ちなみに不動産販売事業の購入者の4%が海外の投資家である。
1)から5)の強みが融合して、同社のビジネスモデルを強固なものにしている。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

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