■決算動向
(4)来期(2018年5月期)以降の業績の考え方
弊社では、ここ数年、シンワアートオークション業績の伸びをけん引してきた太陽光発電施設の販売が今期でピークを迎える可能性が高いことから、来期以降の業績の伸びをどのようにカバーしていくのかに注目している同社は、来期以降の具体的な計画数値を開示していないが、太陽光発電施設の販売がピークアウトしても、新たな収益ドライバーの育成により業績の伸びを維持していく見通しを描いており、なるべく早い段階で過去最高益の更新を目指している
弊社でも、医療ツーリズム及び保険代理店事業について、事業モデルの構築がほぼ完了していることや潜在的な市場規模が大きいこと、これまでの富裕層マーケティングにかかる知的資本(ネットワーク、ノウハウ等)を活用できる分野であることから成功の確率が高いものと評価しているが、成長のスピードや大きさについては、来期からの業績貢献に向けてどのような形で立ち上がってくるかに注目する必要があるとみている一方、エネルギー関連事業についても太陽光発電施設の販売がピークアウトするとはいえ、それに代わる新たな事業などが業績の下支えとなるものと考えられるよって、来期以降も業績の伸びを維持することは可能とみていいだろう風力発電事業については、国内ではまだ実績の少ない分野であり、現時点では不確実性が高いと言わざるをえないが、他社に先駆けて事業として成立することが実証できれば、先行者利益を享受できる可能性は高く、業績の上振れ要因として捉えることができる
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
(4)来期(2018年5月期)以降の業績の考え方
弊社では、ここ数年、シンワアートオークション業績の伸びをけん引してきた太陽光発電施設の販売が今期でピークを迎える可能性が高いことから、来期以降の業績の伸びをどのようにカバーしていくのかに注目している同社は、来期以降の具体的な計画数値を開示していないが、太陽光発電施設の販売がピークアウトしても、新たな収益ドライバーの育成により業績の伸びを維持していく見通しを描いており、なるべく早い段階で過去最高益の更新を目指している
弊社でも、医療ツーリズム及び保険代理店事業について、事業モデルの構築がほぼ完了していることや潜在的な市場規模が大きいこと、これまでの富裕層マーケティングにかかる知的資本(ネットワーク、ノウハウ等)を活用できる分野であることから成功の確率が高いものと評価しているが、成長のスピードや大きさについては、来期からの業績貢献に向けてどのような形で立ち上がってくるかに注目する必要があるとみている一方、エネルギー関連事業についても太陽光発電施設の販売がピークアウトするとはいえ、それに代わる新たな事業などが業績の下支えとなるものと考えられるよって、来期以降も業績の伸びを維持することは可能とみていいだろう風力発電事業については、国内ではまだ実績の少ない分野であり、現時点では不確実性が高いと言わざるをえないが、他社に先駆けて事業として成立することが実証できれば、先行者利益を享受できる可能性は高く、業績の上振れ要因として捉えることができる
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)