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ボルテージ Research Memo(6):社内の収支管理の強化を進める

発行済 2016-11-18 16:07
更新済 2016-11-18 16:33
ボルテージ Research Memo(6):社内の収支管理の強化を進める
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■ビジネスモデル改革プラン『3年戦略』を発表

(6)「時間利益」と収支管理の強化

弊社独自の取材の中では、ボルテージ (T:3639)が『3年戦略』に関連して、内部の収支管理の強化に取り組むこともわかった。
その中核となるのは「時間利益」という概念の導入だ。
従来は、売上高の拡大が優先され、利益への意識が低かった。
わかりやすく言えば、10の売上高を出すために10を超える費用を投下するケースもあったということだ。
特にこれは、売上の向上がそのまま利益に繋がっていた既存展開の中において、ある程度容認されてきてしまっていた。


同社はこの点を正して、投入コストと期待される売上高、そしてその結果の営業利益をきちんと意識した行動を取ることを全社員に求めている。
同時に、社員の働き方や時間の使い方の面でも意識改革を求め、従来に比べて労働時間の短縮や効率性のアップを目指している。
こうした考え方から生まれたのが「時間利益」というコンセプトで、同社はこれをスローガンとして、収支管理を強化する方針だ。


この方針に実効性を持たせるべく、同社は人事制度及び人事評価制度の改革も行っている。
人事制度の面では、社員の職階と職能・ポジションを分け、社内の役職に就任するには一定レベルの職階に到達していれば可能となる仕組みとした。
人事評価制度では、売上高を基本とした評価から利益を基本とした評価へと大きく舵を切った。
これら2つの組み合わせは、実質的には能力重視型人事制度への移行であると弊社では理解しており、同社の収益力・成長性の回復を側面からサポートするものと期待している。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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