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モバファク Research Memo(6):位置ゲームが好調に推移、売上高、利益ともに過去最高を更新

発行済 2016-12-05 16:09
更新済 2016-12-05 16:33
モバファク Research Memo(6):位置ゲームが好調に推移、売上高、利益ともに過去最高を更新
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■業績動向

(1) 2016年12月期第3四半期決算

a) 2016年12月期第3四半期累計(1月−9月)連結業績の概要
モバイルファクトリー {{|0:}}の2016年12月期第3四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比19.2%増の1,481百万円、営業利益が同98.7%増の461百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同123.5%増の305百万円と大幅な増収増益となり、売上高、利益ともに過去最高を更新した。


増収は位置ゲームのうち、主力の「駅メモ!」が好調に推移したことが主要因。
売上原価は売上高が拡大したにもかかわらず、1)減価償却が終了したタイトル増加による減価償却費の減少、2)原価率の高いスマートノベルの売上高減少、3)「駅メモ!」好調による売上構成の変化等により、前年同期比9.8%減の523百万円となった。
このため、売上総利益率は前年同期の53.4%から64.7%へ11.3ポイント上昇した。
一方、販管費は体験型イベントとWebプロモーション実施による広告宣伝費の増加などにより同15.2%増の496百万円へ増加したものの、効率的な運用により売上高の伸びを下回る水準に抑制することに成功し、販管費比率は1.2ポイント低下の33.5%となった。
以上の結果により、営業利益は同98.7%増の461百万円と大幅増益を記録、営業利益率は31.2%(前年同期は18.7%)へ12.5ポイント上昇した。


サービス別に売上高を見ると、ソーシャルアプリサービスは前年同期比42.7%増の873百万円と好調に推移した。
内訳を見ると、経営リソースを集中した位置ゲームが同98.9%増となった。
これは、主力の「駅メモ!」が好調に推移したことが主要因。
「駅メモ!」以外の状況を見ると、「駅奪取」シリーズは第2四半期までは「駅メモ!」や「asoview!」※とのコラボの効果により堅調に推移したが、第3四半期は「Pokémon GO」の影響により低調となったもよう。
さらに、2016年2月にリリースした「ふなっしーのおさんぽ日和」も伸び悩む格好となっている。


※アソビュー(株)が運営する日本最大級の遊び・体験のオンライン予約プラットフォーム「asoview!(アソビュー)」。
コラボの概要は、キャンペーン中に「駅奪取」を利用して対象駅まで移動し、「asoview!」に掲載している駅周辺の遊び・体験プランに参加することにより、キャンペーン報酬を獲得するというもの。


一方、スマートノベルは第1四半期こそ海外配信の「My Sweet Roomies!」が想定以上となったが、その後は位置ゲームへのリソース集中の影響で売上は減少トレンドが鮮明になっており、累計ではほぼ計画通りの前年同期比53.1%減の103百万円と半減した。


コンテンツサービスは会員数の減少等により第1四半期(1月−3月)に前年同期比で6.5%減と落ち込んだものの、第2四半期以降は「スタメロ」が寄与し、第3四半期累計の売上高は同3.7%減の607百万円と減少幅を縮小した。


b)第3四半期(7月−9月)業績の概要
第3四半期連結業績は、売上高が前年同期比12.7%増の499百万円、営業利益が同68.5%増の162百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同77.1%増の107百万円と2ケタ増収増益を確保、営業利益は過去最高を記録した。


売上高は「駅メモ!」がリード役となり位置ゲームが好調に推移したことに加えて、コンテンツサービスが「スタメロ」の好調持続により前年同期並みの水準を確保しマイナス要因とならなかったことから2ケタ増収を確保した。
売上原価は原価償却費の減少や原価率の高いスマートノベルの売上高減少等により、前年同期比12.3%減の166百万円へ減少。
さらに、ネット売上の「駅メモ!」の売上拡大による売上構成の変化も手伝って、売上総利益率は前年同期の57.0%から66.6%へ上昇した。
一方、販管費は体験型イベントやWebプロモーション実施といったプロモーション多角化による広告宣伝費等の増加により同8.8%増の169百万円となったものの、売上高の伸びを下回る水準に抑制できた。
この結果、営業利益は同68.5%増の162百万円と大幅増益を確保し、営業利益率は32.5%と前年同期に比べ10.8ポイント上昇した。


サービス別には、ソーシャルアプリサービスが前年同期比23.2%増の293百万円と好調に推移した。
内訳を見ると、経営リソースを集中した位置ゲームが同66.0%増の266百万円と増加。
「駅奪取」シリーズや「ふなっしーのおさんぽ日和」が「Pokémon GO」の影響を受け伸び悩んだものの、主力の「駅メモ!」が自治体や交通事業者等の連携企画の実施やゲーム内でのイベントや新機能の実装を行ったことが奏功し、DAUの増加やロイヤルティの高いユーザーの獲得など、好調に推移したことが、位置ゲームの売上高拡大の原動力として働いた。
なお、スマートノベルは位置ゲームへのリソース集中の影響により、同64.2%減の26百万円へ減少した。


「駅メモ!」のイベントについて見ると、体験型イベント第2弾として、2016年7月27日から9月26日までの期間、関東・東海・関西の3地域において公道カート、ラフティング、琴体験等が楽しめるほか、その付近の駅を巡るイベントを(株)アクティビティジャパンと開催したほか、コンテンツビジネス事業を展開するフィールズ (T:2767)とテレビ人気アニメ「アクティヴレイド」とのコラボイベント「アクティヴレイド×駅メモ!秋の交通安全運動!!」を開催(開催期間2016年9月16日~10月21日)した。
さらに、アニメ「地下鉄に乗るっ」とのコラボ「地下鉄に乗るっ×駅メモ!」イベント・京都市営地下鉄スタンプラリーを開催中(開催期間2016年9月21日~2017年3月12日)であるほか、H.I.S.クーポンとのコラボ第2弾としてラグーナテンボススタンプラリーを開催中(開催期間2016年9月28日~12月22日)である。


対照的に、コンテンツサービスは「スタメロ」の好調持続によりその他の売上高の減少をカバーし、前年同期比0.5%増の205百万円と前年同期を若干上回る水準を確保した。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )

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