7日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい
・後場もソフトバンクG、メガバンクのほか、任天堂に注目
・ドル・円は114円04銭付近、ドル・円は小じっかり、利益確定売りも
・任天堂、マツダなど18社の目標株価変更
■後場もソフトバンクG、メガバンクのほか、任天堂に注目
日経平均は続伸73.25円高の18433.79円(出来高概算11億9000万株)で前場の取引を終えた欧米市場の上昇を受けて買い先行の展開となったまた、指数インパクトの大きいソフトバンクGが日経平均をけん引している孫社長は、トランプ次期米大統領と会談し、500億ドル(約5.7兆円)を米国のスタートアップ企業などに投資し、5万人の雇用を生みだすとトランプ氏に約束したと伝えられたことが材料視された
日経平均は前場半ばには一時18499.69円と18500円に迫る場面もみられたしかし、週末にはメジャーSQを控えていることから大きなトレンドは出難いほか、TOPIXの上昇で日銀のETF買い入れは期待しづらい状況でもあり、前引けにかけて上げ幅を縮めているセクターでは銀行、海運、電力ガス、輸送用機器、証券が堅調半面、水産農林、医薬品、食料品、ゴム製品、情報通信が小安い
日経平均は狭いレンジ取引となっており、積極的には手掛けづらい状況であろうただし、メガバンクが堅調に推移しているほか、ソフトバンクGも7000円の抵抗帯を突破して推移しているため、センチメントは良好であるまた、日経平均はこう着ながらも5日線のほか、ボリンジャーバンドの+1σを上回って推移している押し目買い意欲の強い相場展開であり、下値の堅さが意識されそうだ
物色としては引き続きソフトバンクGのほか、メガバンクの動向に注目また、任天堂
は足元のリバウンドで直近戻り高値水準を捉えてきており、これを上放れるかが注目されよう
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は114円04銭付近、ドル・円は小じっかり、利益確定売りも
7日午前の東京外為市場では、ドル・円は小じっかり米雇用統計やイタリア国民投票など重要イベントを終え、ドル買いが入りやすい地合いが続いているようだ
ドル・円は朝方113円95銭を付けた後、日経平均株価の上昇を受け一時114円30銭まで値を切り上げたその後は日経平均の上げ幅縮小に伴いドルは伸び悩んだが、株高継続でドル買い・円売りは続いているようだ
ただ、ランチタイムの日経平均先物は上げ幅を縮小しており、日経平均が後場に上値の重さが意識されればドル買いは後退しそうだまた、ドル・円は114円台では利益確定売りが出やすいため、目先は114円付近でのもみあいを想定したい
ここまでのドル・円の取引レンジは113円95銭から114円30銭、ユーロ・円は122円13銭から122円45銭、ユーロ・ドルは1.0713ドルから1.0727ドルで推移した
12時23分時点のドル・円は114円04銭、ユーロ・円は122円27銭、ポンド・円は144円48銭、豪ドル・円は84円77銭で推移している
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・ホンダ、カシオなど7社のレーティング格上げ
・任天堂
、マツダなど18社の目標株価変更
・日本サード、ソフトバンテク、クボテックなど6社がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・テルモ、米国セント・ジュード・メディカル社と米国アボットラボラトリーズ社のカテーテル関連事業の一部買収を、本日12月7日の取締役会において決議し、同日付で両社と契約締結
・インベスターズクラウド、配当を前回予想(1株当たり12円)から3円増額し15円に
・岩田日銀副総裁
「マネタリーベースは将来にわたって拡大し続ける」
「政策の軸足を量から金利にシフトするとの理解は適切ではない」
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