ケネディクス (T:4321)は19日、マレーシア上場不動産投資信託へのスポンサー参加を発表。 同社グループは日本企業として初めてとなるマレーシアの REIT へのスポンサー参加を行うことになった。
同社子会社のKenedix Asiaは、マレーシアに設立した100％子会社を通じて、同国の上場不動産投資信託（以下REIT）のAmanahRaya Real Estate Investment Trust（以下AmanahRaya REIT）における投資口15.0%を取得。
さらに、その資産運用会社 AmanahRaya-REIT Managers（以下ARRM）の株式49.0%を、AmanahRaya REITのスポンサーであるAmanah Raya Berhad（以下Amanah Raya）より取得する。
同社は、昨年2月公表の中期経営計画「Partners in Growth 2017」における重点施策のひとつとして、海外投資家の開拓や海外不動産投資等、海外展開の推進を掲げている。
昨年5月にシンガポール現地法人として Kenedix Asiaを設立。
昨年12月にはベトナムの首都ハノイに所在するオフィスとサービス・アパートメントから成る9階建ての複合ビルに投資を行った。
また、今年10月にはタイでのREIT組成を視野に入れ、首都バンコクでオフィスビルの開発を行っている不動産開発会社への出資を行っている。
Kenedix Asiaにおける海外投資第3号案件として、新たにマレーシアにおける投資収益の獲得及びアセットマネジメント事業の拡大を図るため、AmanahRaya REITの投資口及びその資産運用会社であるARRMの株式を取得するもの。