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2017年2月期第3四半期業績(3月~11月累計)は、売上高が前年同期比7.7%増の200.15億円、営業利益が同33.6%増の13.49億円、経常利益が同29.0%増の12.54億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同46.8%増の7.16億円となった。
第3四半期単独(9月~11月)の営業利益は3.38億円で過去最高の水準。
売上総利益率は35.2%と前年同期の32.8%から2.4ポイント上昇、営業利益率も前年同期の5.4%から6.7%と1.3ポイント改善した。
通期計画に対する進捗率は売上高で75.5%だったが、営業利益段階では84.4%であり、通期営業利益予想の達成確度は高いと言える。
主力のクリエイティブ分野(日本)の売上高は126.63億円で計画通りに推移、同セグメント利益は同42.0%増の8.08億円で、前期に投資を行ったスタジオの内製化による貢献もあったようだ。
通期計画に対する同セグメント利益の進捗率は80%。
同分野における領域別構成比は、売上高で映像(テレビ・映画)が29%、ゲームが28%、Web・紙媒体等が32%、電子書籍・YouTube・教育が9%、新規エージェンシーが2%で、営業利益では映像(テレビ・映画)が35%、ゲームが47%、Web・紙媒体等が34%、電子書籍・YouTube・教育が8%、新規エージェンシーが-17%、他が-7%とゲームの利益寄与が大きかった。
その他のセグメントでは、クリエイティブ分野(韓国)の売上高が同6.6%減の24.32億円、同セグメント利益は同28.6%減の0.11億円、医療分野の売上高は同14.5%増の27.60億円、同セグメント利益は同14.6%増の4.83億円、その他の売上高は同2.7%増の21.99億円、同セグメント利益は前年同期の0.01億円から大きく伸び0.46億円となった。
また、領域別の売上高は、TV/映像が18.3%、ゲームが18.0%、Web等が20.4%、医療が13.8%、韓国(映像)が12.2%、会計が5.5%、他が5.3%で、営業利益は、TV/映像が21.0%、ゲームが28.2%、Web等が20.6%、医療が35.9%、韓国(映像)が0.8%、会計が5.4%、ファッションが0.5%、法曹が2.0%、他が-14.4%であった。
通期業績予想の売上高265億円(前期比6.4%増)、営業利益16億円(同35.9%増)、経常利益15.5億円(同38.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益8億円(同27.7%増)は、期末の1株当たり配当予想9円とともに据え置かれた。