ステップ (T:9795)は30日、2017年9月期第1四半期（16年10月-12月）決算を発表。 売上高が前年同期比3.1%増の26.45億円、営業利益が同0.1%減の7.71億円、経常利益が同0.1%増の7.85億円、四半期純利益が同4.2%増の5.43億円だった。
第１四半期累計期間の小中学生部門、高校生部門を合わせた塾生総数は、期中平均で前年同期比3.0%増と堅調に推移している。
４年前の抜本的改変となった公立高校の新入試制度は、従来の内申点重視型から入試当日勝負型へと大きく転換したことが浸透してきており、小中学生部門では受験学年である中３生が満席状態となるスクールが増えている。
小中学生部門の売上実績は前年同期比1.4%増の21.04億円となっている。
高校生部門では、ステップブランドの着実な向上、昨春の好調な大学合格実績等を背景に、生徒人数は好調に推移し売上実績は同10.0%増の5.4億円となった。
第2四半期以降、2月の入試の合格状況は生徒の募集に影響を与え、また卒業生（中3生）の人数比率の高さは、3月以降の生徒人数の不確実性が増すことが想定される。
現在は合否結果を詳細に分析したデータを活かし、学習指導・進路指導の精度を高めて昨春以上の合格実績の実現に注力している。
17年9月期通期については、売上高が前期比3.6%増の105.39億円、営業利益が同3.5%増の25.37億円、経常利益が同3.0%増の25.59億円、当期純利益が同5.5%増の17.61億円と据え置いている。