プレミアムデータをご提供:最大 50% 引きでInvestingPro特別セールを請求する

ダイナック Research Memo(6):厳しい環境下、減収ながらも5期連続経常増益を確保して着地

発行済 2017-03-23 16:07
更新済 2017-03-23 16:33
ダイナック Research Memo(6):厳しい環境下、減収ながらも5期連続経常増益を確保して着地
2675
-
■業績動向

1. 2016年12月期決算の概要
ダイナック (T:2675)の2016年12月期決算は、売上高36,007百万円(前期比0.4%減)、営業利益757百万円(同19.4%減)、経常利益944百万円(同1.6%増)、当期純利益244百万円(同28.3%減)で着地した。
厳しい事業環境のなか、売上高は減収となったものの、経常利益は5期連続の増益を確保した。


同社は2016年11月に通期業績見通しを下方修正したが、実績は利益はほぼその線で着地したものの、売上高は修正予想に対しても193百万円の未達となった。


売上高の未達に対して費用面では、食材費等についての原価管理や従業員のシフト管理の徹底等によって、売上高売上総利益率は前期の13.0%から13.4%に0.4%ポイント改善した。
しかし販管費は業態変更に伴う一時的な費用増加に加え、外形標準課税の税率変更による費用増や店舗管理システム変更に伴う費用増加などがあり、売上高販管費率は前期の10.4%から11.3%に0.9%悪化した。
これらの結果、売上高営業利益率は2.6%から2.1%に0.5%ポイント低下し、営業利益は前期比19.4%減の757百万円にとどまった。


営業外収支では受取補償金191百万円が営業外収入に計上された。
この受取保証金は、普通賃借契約の大型店舗が、家主側の都合(ビルの建替え)によって閉店を余儀なくされたことに対するものだ。
この結果経常利益は944百万円(前期比1.6%増)となり、5期連続での経常増益を確保した。


特別損益段階では、業態変更に伴う資産の除却損113百万円や店舗撤退損失161百万円などで特別損失が膨らみ、特別損益の純額は323百万円の損失となった。
法人税等の負担を控除後の当期純利益は244百万円(前期比28.3%減)となった。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます