プレミアムデータをご提供:最大 50% 引きでInvestingPro特別セールを請求する

ダイナック Research Memo(7):法人需要の不振で既存店売上高は前期比99.1%にとどまる

発行済 2017-03-23 16:12
更新済 2017-03-23 16:33
ダイナック Research Memo(7):法人需要の不振で既存店売上高は前期比99.1%にとどまる
2675
-
■業績動向

2. 既存店売上高の動向
ダイナック (T:2675)の既存店売上高前期比は、全社ベースで99.1%と前期を下回った。
業態別では、主力のバーレストランが98.4%と最も低く、ゴルフクラブレストランは99.7%、その他は100.5%となった。
日本フードサービス協会(JF)のパブレストラン居酒屋の前年比較(全店ベース)と比較すると、同社の落ち込みは軽微となっているが、同社の店舗展開が大都市圏でもとりわけ都心部に集中して店舗展開していることがその差につながっているとみられる。
また、ダイナックブランドが与える安心感も、既存店売上高の低下幅抑制に寄与したとみている。


既存店売上高、とくにバーレストランのそれの不振について同社では、海外経済の不確実性や為替相場の変動を背景として法人需要が低調に推移したことが主たる要因だと分析している。
既存店売上高を、客数と客単価に分けてみると、バーレストランにおいて、客数が96.9%と大きく落ち込んだのに対して客単価は101.6%と前年を上回っており、集客面で効率の良い法人需要が不振だったことを裏付ける結果となっている。
前述のように同社は都心部中心の店舗展開をしているため、法人需要への依存度も相対的に高いと推定され、法人需要減の影響を受けやすいと言える。


ゴルフクラブレストランは、冬季の1月-3月期において前年同期に比べて降雪の影響が少なく、年の前半は大きくプラスを稼いだ。
しかし4月以降は、やはり法人需要の減少などが響き、バーレストランと同様の推移となった。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます