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デュアルタップ Research Memo(7):海外の収益不動産販売を拡大、シンガポール大手不動産と業務提携

発行済 2017-03-31 16:18
更新済 2017-03-31 16:33
デュアルタップ Research Memo(7):海外の収益不動産販売を拡大、シンガポール大手不動産と業務提携
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■中長期の成長戦略

1. 海外不動産のエリア拡大
国内投資家に対してはタイ及びイギリスなどの収益不動産の紹介を開始した。
タイの物件は、リゾートにある新築のサービスアパートメントであり、利回り7%(ネット、賃料保証)である。
イギリスの物件はリヴァプールのレジデンスであり、築33年ではあるが2016年にフルリノベーション済み、これも利回り7%(ネット、賃料保証)である。
イギリスはEU離脱後も経済は安定しており、ポンド安が有利に働く魅力的な市場である。


2. マレーシアでの建物管理事業
デュアルタップ (T:3469)は、2015年1月にDualtap Building Management Sdn. Bhd.(本社マレーシア)の全株式を取得し、マレーシアにおける建物管理事業に参入した。
現在、南部ジョホール州を中心にレジデンス・商業施設・複合施設など14棟4,443戸を管理している。
現地企業との差別性は、日本品質の管理ノウハウである。
長期修繕計画やセキュリティシステムを使用した機械管理など日本方式に対する信頼は厚い。
規模拡大を目指すとともに収益基盤の確立を急いでいる。
タイにおいても不動産管理事業での進出を準備している。


3. シンガポール6位のDennis Wee Realtyと業務提携契約を締結
同社は、2017年2月にシンガポール法人Dennis Wee Realty Pte Ltd(Dennis Wee Group、以下DWG)と業務提携契約を締結した。
DWGは、シンガポールを拠点として各国に広くネットワークを有しており、同社はグローバルな投資家層の拡大に向けて頼りになる援軍を得た形だ。
主に、同社が日本国内で開発・供給する不動産の情報をDWGに優先的に提供し、DWGは海外投資家へ国内不動産を紹介する一方、同社はDWGから海外不動産の情報を得て、国内投資家へ紹介する。
これまでも、両社は個別物件の取引及び情報交換を行ってきており、今回の提携でさらに踏み込んだ関係を築く。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

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