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ダイヤモンドD Research Memo(4):業態開発力やエンターテインメント性に富むマルチコンセプト戦略が特徴

発行済 2017-05-25 17:24
更新済 2017-05-25 17:33
ダイヤモンドD Research Memo(4):業態開発力やエンターテインメント性に富むマルチコンセプト戦略が特徴
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■会社概要

3. 沿革
創業の発端は、現代表取締役社長の松村厚久(まつむらあつひさ)氏が、学生時代にレストランチェーンでアルバイトを経験したことをきっかけに、自ら飲食事業の立ち上げを志したところにさかのぼる。


低価格帯の飲食店を経験した一方で、高級エンターテインメントサービス業を経験するべくディスコ運営会社に就職。
最終的に2店舗の店長を任されたが、ディスコブームの陰りもあり、当初の志である飲食店開業の準備を開始する。
だが独立に当たって必要な開業資金を貸し出してくれる金融機関がなく、まずは比較的開業のハードルが低い(低資金で始められる)日焼けサロン店から開始した。
当時、日焼けサロンが流行していたが店舗環境は悪く、そこにサービスを整えた店舗を投入したことで利用者の支持を獲得した。
日焼けサロン店開業に当たり、1996年に設立した有限会社エイアンドワイビューティサプライが、ダイヤモンドダイニング (T:3073)の前身である(日焼けサロン事業からは2005年に撤退)。


日焼けサロン運営で開業資金と店舗運営のノウハウを蓄えると、2001年6月に、初の飲食店である「VAMPIRE CAFE」(東京都中央区銀座)を開店し、飲食店経営を開始した。
2002年12月には、有限会社から株式会社へと組織変更し、商号も「株式会社ダイヤモンドダイニング」に変更した。
その後も、「迷宮の国のアリス」や「ベルサイユの豚」など、独自の発想によるコンセプト業態を相次いで出店することで注目を浴び、同社の業績も順調に拡大した。
2007年には大阪証券取引所ヘラクレス市場(現東京証券取引所JASDAQ市場)に上場。
同社の卓越した業態開発力やエンターテインメント性を生かしたマルチコンセプト戦略(徹底した個店主義)は、チェーン展開による規模拡大と効率性追求が一般的となっていた当時の居酒屋業界においては異色の存在であったと言える。


一方、M&Aにも積極的に取り組んでおり、2008年6月には(株)サンプールを買収、2009年7月には(株)フードスコープから事業を譲り受けるなど順調に規模を拡大し、2009年5月には100%子会社(株)ゴールデンマジックを設立した。
そして、2010年10月には目標としていた100店舗100業態(100店舗すべてが異なる業態)を達成した。
また、2011年6月には(株)バグースを買収してアミューズメント事業にも参入すると、同年10月には米国子会社となるDiamond Dining International Corporationを設立し、同年11月に米国ハワイ州の日本食レストランを買収して海外進出も果たした。


しかしながら、2011年3月の東日本大震災を境に既存店の勢いに陰りが見え始めたことなどを背景として、業績は一度、足踏み状態に陥る。
同社は、これまでの徹底した個店主義(マルチコンセプト戦略) にチェーン展開の強み(マルチブランド戦略)を融合。
両戦略を活用した独自のブランドマネジメント制を導入し、2013年3月から同年5月にかけて抜本的なブランド集約及び統合を実施した。


新たな成長期の1年目と位置付けた2015年2月期は、一旦集約した高収益ブランドによる出店拡大のほか、海外事業展開や新規事業にも積極的に取り組んだ。
2014年4月にシンガポールでラーメンダイニング等を展開する「KOMARS F&B PTE. LTD.(現Diamond Dining Singapore Pte. Ltd.)」を買収※すると、2014年12月には、Diamond Wedding LLC.(米国デラウェア州)を設立し、米国ハワイ州でウェディング事業を展開しているKNG Corporationから、ハワイウェディング事業に関する権利及び関連資産等を譲り受け、ハワイウェディング事業への本格参入に向けて第1歩を踏み出した。
さらに、2017年6月1日からはゼットンと商業藝術の連結化、2017年9月1日には持株会社体制への移行を予定しており、国内事業の更なる拡大と成長、M&Aの加速、海外事業の強化に向けて体制が整ってきた。


※ただし、シンガポールについては、同国内における競争激化の影響等から軌道に乗らずして2016年8月末をもって事業撤退を完了。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

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