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ワコム Research Memo(11):2017年3月期は赤字決算ながらも安定配当継続を重視し、配当6円を継続

発行済 2017-06-06 16:10
更新済 2017-06-06 16:33
ワコム Research Memo(11):2017年3月期は赤字決算ながらも安定配当継続を重視し、配当6円を継続
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■株主還元

ワコム (T:6727)は株主還元については配当金によることを基本とし、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続と機動的な自己株式取得を基本方針としている。
配当の水準については配当性向40%以上を維持することを明示しているほか、回数については事務コストを考慮して期末の年1回としている。


2017年3月期については、期初に18.00円の配当予想を公表したが、業績の下方修正に伴って配当予想も段階的に引き下げられ、最終的に6.00円の配当実施が決定された。
当期損失の計上ではあったが、当面、財務の健全性が更に脅かされるリスクは限定的になったとの判断のもと安定配当の継続を重視し、前期比減配ながらも配当を継続したとみられる。


2018年3月期については前期比横ばいの6.00円の配当予想を公表している。
1株当たり当期純利益は6.96円が予想されており、配当性向は86.2%となる。
収益性の回復、財務の健全性確保と安定配当継続のバランスを取ったものとみられ、妥当な判断と弊社では考えている。


同社はまた、機動的な自己株式の取得も株主還元の基本方針の1つとしている。
2017年3月期については、500万株を上限に自己株式取得が計画され、2,156,500株が取得されたが、その後、業績修正に合わせて残りの自己株式の取得の中止が発表された。
2018年3月期は利益が黒字転換が見込まれる中、自己株式の取得が再開されるかについても見守りたい。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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