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ODK Research Memo(5):売上高が期末偏重も、良好な財務状況、高い自己資本比率

発行済 2017-06-12 15:04
更新済 2017-06-12 15:33
ODK Research Memo(5):売上高が期末偏重も、良好な財務状況、高い自己資本比率
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■業績動向

2. 財務状況と経営指標
ODKソリューションズ (T:3839)の2017年3月期末の総資産は前期末比632百万円増の6,473百万円となった。
内訳を見ると、有形リース資産、投資有価証券、長期預金等の固定資産が減少した一方で、現金及び預金、売掛金、有価証券が増加したことが要因。
特に、現金及び預金が890百万円の増加であった。


負債は2,314百万円となり前期末に比べ448百万円増加しており、借入金が増加したことによる。
純資産は前期末比184百万円増加し4,158百万円となった。
自己株式の減少と利益剰余金が増加したことが主要因。
経営指標を見ると、収益性を表す指標はいずれも増益決算を受けて前期に比べ改善した。
一方で、健全性を表す自己資本比率は負債の増加により前期末比で若干悪化、有利子負債比率も悪化した。
しかし、その要因は成長投資に備えた手元キャッシュの上積みと考えられ、依然として自己資本比率は高く、流動比率も改善していることを考慮すると、一時的なもので懸念する必要はないとみている。


主力である教育業務の事業の性格上、売上高計上が期末偏重となるものの、比較的潤沢なキャッシュや高い自己資本比率・流動比率等の安全性により、健全な財務状況で運営されていることがわかる。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹)

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