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ランドコンピュータ Research Memo(3):ミッションクリティカルな金融機関のシステムに強み

発行済 2017-06-27 16:07
更新済 2017-06-27 16:33
ランドコンピュータ Research Memo(3):ミッションクリティカルな金融機関のシステムに強み
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■事業概要

1. 事業概要
ランドコンピュータ (T:3924)が手掛ける事業は、コンサルから運用までのトータルなサービスを提供する主力のシステムインテグレーション・サービスのほか、サーバ等のハードウェアの導入、ネットワーク構築などを行うインフラソリューション・サービスとパッケージの導入支援、カスタマイズを行うパッケージベースSI・サービスである。
2017年3月期のサービスライン別の売上構成比は、システムインテグレーション・サービス71.9%、インフラソリューション・サービス13.7%、パッケージベースSI・サービス14.4%であった。


顧客基盤では、富士通を筆頭に、日立製作所や日立ソリューションズを中心とする日立グループ、NTTデータ (T:9613)を中心とするNTTグループ、新日鉄住金ソリューションズ (T:2327)などメーカー系を中心とした大手システムインテグレータと長年にわたり良好な取引関係を維持している。
加えて、直接取引をしている主要なユーザーは三菱総研DCS(株)、三井住友トラスト・システム&サービス(株)、出光興産 (T:5019)、関電システムソリューションズ(株)、野村ホールディングス (T:8604)などとなっており、その数は2011年3月期の94社に比べ2017年3月期は1.6倍となる155社へ増加傾向にある(2016年3月期の直ユーザー売上高ウエイトは25%を占める。
これらは、同社の技術力と金融、流通などの業務知識、品質面での実績が顧客から評価された結果と言える。


エンジニアについて見ると、単なるIT系資格のみならず、金融、産業・流通、医療などの業務系資格の取得を積極推進しており、IT系資格と業務系資格の保有者数は延べ1,262人(内訳はIT系資格保有者数:延べ1,015人、業務系資格保有者数:延べ247人)に達し、1人当たりの平均資格保有数は2.69となっている。
この業務系資格取得の積極推進により、同社のエンジニアが顧客と同じ目線でシステムソリューションサービスを提供できるため、結果として顧客満足度の向上、強固な信頼関係構築の原動力として働いている。


2. システムインテグレーション・サービス
主力のシステムインテグレーション・サービスは、金融業(銀行・保険・証券・クレジットカード)、産業・流通業、公共分野、医療分野等の幅広い分野において、顧客であるエンドユーザーや国内メーカー、大手システムインテグレータからの受託開発を中心に行う。
企画立案、システム構築、システム運用の工程をすべて手掛けており、トータルでサービスを提供できる体制を整えている。
2017年3月期におけるシステムインテグレーション・サービスのユーザー業種別の売上構成比は、金融40.0%(銀行23.7%、保険4.2%、証券1.4%、クレジットカード10.6%)、産業・流通46.1%、公共4.2%、医療9.8%となっており、金融業と産業・流通業向けが主力となっている。


3. インフラソリューション・サービス
インフラソリューション・サービスは、顧客のITシステム基盤となるサーバ等ハードウェアの導入やネットワークの構築、データベース、アプリケーション基盤等のシステムインフラを構築するとともに、その後の運用や保守までの一連のサービスを提供するほか、システム基盤の有効活用の観点から仮想化※技術にも対応したサービスも提供する。


※仮想化(virtualization)とは、プロセッサやメモリ、ディスク、通信回線など、コンピュータシステムを構成する資源(及び、それらの組み合わせ)を、物理的構成によらず柔軟に分割したり統合したりすること。



一般企業、大学等の教育機関、病院、官公庁など様々な顧客のそれぞれのITシステムインフラ環境を調査、分析した上で顧客のニーズに適したインフラソリューション・サービスを提供する。
ネットワーク構築等のインフラソリューション・サービスに加えて、システムインテグレーション・サービスを組み合わせたトータルサービスをエンドユーザーや国内メーカー、大手システムインテグレータのニーズに応じて提供するワンストップ・ソリューションも展開する。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

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