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アンビション Research Memo(2):主力のサブリースで急成長。開発、民泊、海外まで事業領域拡大

発行済 2017-09-29 15:22
更新済 2017-09-29 15:33
アンビション Research Memo(2):主力のサブリースで急成長。開発、民泊、海外まで事業領域拡大
3300
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■会社概要

1. 会社概要と沿革
AMBITION (T:3300)は、2007年に現在も指揮を執る現代表取締役社長の清水剛(しみずたけし)氏により設立された新興の不動産会社である。
東京23区を中心に、借り上げたマンションを転貸するサブリース(転貸)事業と賃貸仲介を行う店舗展開で急成長を遂げた。
2012年には住居用不動産を売買するインベスト事業にも進出した。
2014年9月には早くも東証マザーズ市場に株式上場を果たした。
上場後は、主力のサブリース事業を強化するとともに、M&Aで店舗網を拡大し、民泊の事業機会開拓や海外事業、不動産開発事業など積極的に事業領域を拡大し総合不動産会社を目指している。
また、(株)日本経済新聞社が2017年4月に発表した「伸びる会社 MIDDLE 200」では同社は29位、不動産業界ではトップであり、成長性には定評がある。


2. 事業構成
主力はプロパティマネジメント事業であり、売上高の65.3%、営業利益の39.4%を占める。
同社のサブリース物件は急成長しており8,754戸(2017年6月末、前期比27.0% 増)の物件を転貸する。
典型的なストックビジネスであり、リーマンショックや東日本大震災にもほとんど影響を受けずに売上を積み上げてきた。
「かりあげ王」のブランドで、首都圏の若年層向けマンション・デザイナーズマンションなど個性のある物件を仕入れる。


賃貸仲介事業はプロパティマネジメント事業で借り上げた物件を入居者に紹介する機能を果たす。
売上高の6.7%ではあるが、営業利益の9.8%を稼ぎ、利益貢献は高い。
過去にM&Aで取得したルームピア・VALORの店舗も含めて都内・神奈川県に17店舗を展開する。
サブリース(転貸)物件の賃貸に寄与するだけではなく、顧客のニーズを把握するチャネルとしても役割を果たしている。


インベスト事業は、物件を購入し、再生及び売却を行う事業であり、利益で会社に貢献する。
物件の売却次第で業績は上下するが、今期は売却が好調に推移し、売上高の27.6%、営業利益の50.5%となった。
「かいとり王」のブランドで中古マンション物件を中心に買い取り、顧客ニーズに合ったリノベーションを施して入居率向上を行った上で売却する。
売却後も管理を受託する場合が多い。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

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