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きちり Research Memo(5):新規出店に伴い有利子負債が増加するも財務状況は健全性を維持

発行済 2017-10-12 15:28
更新済 2017-10-12 15:33
きちり Research Memo(5):新規出店に伴い有利子負債が増加するも財務状況は健全性を維持
3082
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■業績動向

2. 財務状況と経営指標
きちり (T:3082)の2017年6月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比422百万円増加の4,426百万円となった。
主な増加要因を見ると、流動資産では現金及び預金が371百万円増加し、固定資産では新規出店に伴い差入保証金が49百万円増加した。


負債合計は前期末比176百万円増加の2,596百万円となった。
新店の工事代金支払いにより未払金が434百万円減少した一方で、有利子負債が664百万円増加した。
また、純資産は前期末比245百万円増加の1,829百万円となった。
新株予約権の行使による自己株式の処分により自己株式が126百万円減少したほか、当期純利益の計上等により利益剰余金が96百万円増加したことによる。


経営指標を見ると、経営の安全性を示す流動比率は現金及び預金の増加により143.5%と目安となる100%を上回ったが、一方で、有利子負債の増加に伴い有利子負債比率が前期末の56.5%から85.3%に上昇した。
新規出店費用を目的とした借入であり、問題のない水準と判断される。
同社では今後も店舗数を年間10店舗前後のペースで拡大していく方針を示しており、状況によっては有利子負債をさらに増やしていくことも予想される。


収益性に関しては、売上高営業利益率が3.6%と前期比1.7ポイント低下した。
過去ピークであった2013年6月期の9.1%からは4期連続で低下したことになる。
原価率が当時の25.5%から26.7%に上昇したこともあるが、主因は正社員の増加に伴う人件費率の上昇や事業拡大に向けた本社管理コストの増加による。
営業利益率の低下に伴って、ROAも7.5%と4期連続で低下している。
ROEについては前期比で低下したものの10.0%と2ケタ台を維持した。
今後は高収益が見込める新業態の開発並びに店舗拡大とPFS事業の成長により、収益性も向上していくものと予想される。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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