サイバネットシステム (T:4312)は8日、2017年12月期第3四半期（2017年1～9月）連結決算を発表した。 売上高が前年同期比6.8%増の131.70億円、営業利益が同9.7%増の10.07億円、経常利益が同17.2%増の10.82億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同35.5%増の6.49億円となった。
CAEソリューションサービス事業に関しては、MCAE分野では主力商品のマルチフィジックス解析ツールの新規ライセンス販売の受注が増加したものの、その他の大手製造業からの受注が伸び悩み、軟調に推移した。
光学設計分野では主力商品の照明設計解析ソフトウェアの新規ライセンス販売が低調に推移したが、保守契約の更新は横ばいに推移した。
ITソリューションサービス事業に関しては、主力商品のセキュリティ関連ソリューションの新規ライセンス販売が好調に推移した。
しかし、保守契約の更新は低調に推移した。
前期にリリースしたIT資産管理の窓口におけるクライアント管理ツールの新規ライセンス販売、保守契約の更新は、情報通信業界からの受注により好調に推移した。
2017年12月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比8.5%増の174.00億円、営業利益が同36.2%増の14.00億円、経常利益が同49.7%増の15.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同94.8%増の9.00億円とする期初計画を据え置いている。