🟢 市場は上昇しています。当社コミュニティの12万人を超えるメンバーは、すべてそれにどう対応すべきか知っています。
お客様もお分かりですよね。
40%割引で開始

はてな Research Memo(1):既存事業が右肩上がりで業績拡大中、今後10年見据えた投資を行い成長持続へ

発行済 2017-11-15 09:00
更新済 2017-11-15 09:33
はてな Research Memo(1):既存事業が右肩上がりで業績拡大中、今後10年見据えた投資を行い成長持続へ
3930
-
■要約

はてな (T:3930)は、ユーザーがコンテンツを作成・投稿し、他のユーザーが閲覧するUGC※サービス市場をリードしてきた存在である。
月間ユニークブラウザ数2.2億、登録ユーザー数 618万人(2017年7月時点)のコンテンツプラットフォームサービスを運営しており、国内最大級のソーシャルブックマークサービス「はてなブックマーク」や最新鋭のブログサービス「はてなブログ」などが代表的なサービスである。


※ UGC=User Generated Content:Webサイトのユーザーによって、制作、生成されたコンテンツ。



1. 事業概要
同社の提供するサービスは、コンテンツプラットフォームサービス、コンテンツマーケティングサービス、テクノロジーソリューションサービスの3種類である。


コンテンツプラットフォームサービスでは、ユーザーがコンテンツを発信・拡散するUGCサービスとして「はてなブックマーク」、「はてなブログ」などのサービスを主に個人向けに展開している。
一方、法人向けには、コンテンツマーケティングサービスとテクノロジーソリューションサービスを提供している。
コンテンツマーケティングサービスは、UGCサービスで培ったシステム・ノウハウを生かし、オウンドメディア※2構築のためのCMS※3(コンテンツ管理システム)や、オンウンドメディアに集客するための広告サービスなどを提供している。


※2 オウンドメディア:ホームページ、ブログ、ツイッターなど、自社が所有する(Owned)メディアのこと。

※3 CMS: Webコンテンツを構成するテキストや画像などを一元的に保存・管理し、サイトの構築や編集を行うソフトウェアのこと。



テクノロジーソリューションサービスでは、UGCサービスで蓄積してきた技術力やノウハウを活用し、オウンドメディアをスクラッチで構築する受託サービス、及びデータを分析してクライアント企業にSaaS※4を提供するビッグデータサービス(アドテクノロジーサービス、クラウド支援サービス)などを展開している。


※4 SaaS:必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェア。



2. 2017年7月期業績
2017年7月期の業績は、売上高1,890百万円(期首計画比1.3%増、前期比21.2%増)、営業利益352百万円(同39.2%増、同39.2%増)、経常利益351百万円(同39.6%増、同49.6%増)、当期純利益233百万円(同55.5%増、同61.5%増)となり、期首計画比、前期比ともに、増収増益となっている。


売上高の好調要因はUGCサービスの会員数増加に伴って、コンテンツプラットフォームサービスが堅調に推移したこと、テクノロジーソリューションサービスのうち受託サービスにて、既存案件の取引量拡大と新規案件の受注を果たすことで想定を上回ったためである。
また、利益の増加要因については、データセンター利用料のコスト削減効果が図れたこと、また採用活動を慎重に進めたことで人員計画に比して採用のタイミングが遅れたことなどで経費削減が図れたことなどが挙げられる。


3. 2018年7月期以降見通し
2018年7月期は、売上げは順調に成長するが、今後10年を戦うためのITインフラと人員への積極的な投資により減益となる見込みである。
売上高は2,207百万円(前期比16.8%増)、営業利益はで222百万円(同36.8%減)、経常利益は221百万円(同37.0%減)、当期純利益は141百万円(同39.6%減)を見込んでいる。
なお、短中期の成長イメージとして、3サービスのシナジー効果を最大限に活用しつつ、各サービスともに成長していくことを計画しており、売上高ベースでは年率20%の成長を見込んでいる。


■Key Points
・UGCサービスのパイオニアとしてのノウハウ・技術を持ち、影響力の高いコミュニティを形成
・2018年7月期は次の10年に向けて投資を強化し増収減益の見込み
・3サービスのシナジー強化で短中期的には年率20%の売上高の成長見込む

(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます