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117.45円高の23749.33円(出来高概算6億5000万株)で前場の取引を終えた。
26日の米国市場ではNYダウが220ドルを超える上昇となったほか、指数インパクトの大きいファナック (T:6954)、信越化 (T:4063)が先週末に発表した決算が評価される中、日経平均は23700円を回復して始まった。
その後23661.23円と上げ幅を縮める局面もみられたが、円相場が朝方からやや円安に振れて推移していることもあり、じりじりと上げ幅を広げている。
東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。
セクターでは石油石炭、金属製品、保険、精密機器、化学、鉄鋼が堅調。
半面、陸運、医薬品、水産農林が小安い。
指数インパクトの大きいところでは、信越化 (T:4063)、東エレク (T:8035)、ファナック (T:6954)、ファーストリテ (T:9983)、京セラ (T:6971)が堅調。
日経平均は寄付き後も上げ幅を広げているが、5日線が心理的な上値抵抗として意識されており、積極的に上値を追いづらい面はある。
また、決算発表が第一弾のピークを今週迎えていることも手掛けづらくさせている。
前引け後に大東建 (T:1878)、ツガミ (T:6101)が決算を発表しており、市場反応が注目されるところ。
また、13時にSMK (T:6798)、14時にマクニカ富士 (T:3132)、ピーシーエー (T:9629)が発表予定である。
決算後に強い値動きをみせてくるようだと、次第に先回り的な動きも出てきそうである。
日経平均の5日線が上値抵抗として意識され、同水準でのこう着が見込まれる。
そのため、決算を手掛かりとした個別物色が中心になろう。
(村瀬智一)