ブラックフライデーセール!大割引をInvestingProで最大60%割引開催中

欧米為替見通し:ドル・円は上値の重い展開か、米雇用統計見極めムードに

発行済 2018-02-01 17:25
更新済 2018-02-01 17:33
欧米為替見通し:ドル・円は上値の重い展開か、米雇用統計見極めムードに
今日の欧米外為市場では、ドル・円は上値の重い展開を予想したい。
米連邦準備制度理事会(FRB)が引き締め方針を堅持したことで、ドル買い基調は継続の見通し。
ただ、明日発表の米国の1月雇用統計を見極めるムードが広がり、積極的なドル買いは手控えられそうだ。


1月30-31日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)で、FRBは政策金利を市場の想定通り1.25-1.50%に据え置きとすることを決めた。
会合後の声明では、引き締めを継続しても景気は緩やかな拡大が続くとし、目先のインフレに関しても上昇見通しを示した。
FRBが引き締め方針を堅持したことで31日のNY市場では3月利上げ観測が広がり、ドル・円は109円45銭まで上昇。
本日アジア市場でも、日経平均株価が前日比387円高で終了したことを受けてリスク選好的な円売りになったこともあり、109円50銭超まで続伸した。


今晩の取引では、24時発表の米国の1月ISM製造業景況指数が引き続き高水準となる見通しで、製造業の堅調ぶりが意識されやすく、ドルに買いが入りやすい地合いとなろう。
ただ、明日発表となる1月雇用統計を見極めたいとのムードも広がり、ドル買いは限定的になる可能性がある。
31日に発表されたADP雇用統計(民間雇用者数)は、市場コンセンサスの前月比+18.5万人を大きく上回る+23.4万人。
ADP統計は雇用統計の先行指標として注目され、このところ予想を上回る内容が示されている。
しかし、政府発表の非農業部門雇用者数は逆に予想を下回るケースが続いており、見極めが必要とのムードにさせそうだ。
(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・1月製造業PMI改定値(予想:59.6、速報値:59.6)
・18:30 英・1月製造業PMI(予想:56.5、12月:56.3)
・22:30 米・10-12月期非農業部門労働生産性(前期比年率予想:+0.7%、7-9月期:+3.0%)
・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:23.5万件、前回:23.3万件)
・23:45 米・1月製造業PMI改定値(予想:55.5、速報値:55.5)
・24:00 米・1月ISM製造業景況指数(予想:58.6、12月:59.3←59.7)
・24:00 米・12月建設支出(前月比予想:+0.4%、11月:+0.8%)





最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます