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C&R Research Memo(7):財務基盤の強化が進むと同時に、収益性も2期連続で向上

発行済 2018-05-01 15:37
更新済 2018-05-01 16:00
C&R Research Memo(7):財務基盤の強化が進むと同時に、収益性も2期連続で向上
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■業績動向

3. 財務状況と経営指標
クリーク・アンド・リバー社 (T:4763)の2018年2月期末の総資産は前期末比で839百万円増加の11,852百万円となった。
主な増減要因を見ると、流動資産では現預金が988百万円増加し、固定資産では有形固定資産が66百万円、のれんが45百万円、関係会社長期貸付金が102百万円それぞれ減少した。


負債合計は前期末比で155百万円減少の4,809百万円となった。
有利子負債が87百万円増加したものの、流動負債で営業未払金が179百万円減少したほか、未払法人税等が43百万円減少した。
純資産は前期末比994百万円増加の7,043百万円となった。
親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が898百万円増加したほか、子会社の収益増に伴い非支配株主持分が126百万円増加した。


経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率は前期末比3.9ポイント上昇の54.6%、有利子負債比率は同2.6ポイント低下の26.4%といずれも改善した。
有利子負債残高は若干増加したものの、収益拡大に伴う利益増が改善要因となっている。
ネットキャッシュ(現預金-有利子負債)も前期末比で900百万円増加の3,257百万円となるなど、財務の健全性は着実に向上していると判断される。
また、収益性についても営業利益率が前期比0.7ポイント上昇の6.8%、ROAが同1.2ポイント上昇の16.0%、ROEが同1.0ポイント上昇の18.3%といずれもここ数年で最も高い水準となっている。
収益性が低かったクリエイティブ分野(韓国)事業が第2四半期からなくなったことや、医療分野事業の収益性が向上したことが要因となっている。


(執筆:フィスコアナリスト 佐藤 譲)

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