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日経平均;22730.12;-87.90TOPIX;1799.15;-6.00
[寄り付き概況]
16日の日経平均は前日比87.90円安の22730.12円と続落して始まった。
15日のシカゴ日経平均は大証比75円安の22745円で引けており、概ねその水準でのスタートとなった。
15日の米国では3-4月の小売売上高統計で寒波の影響から下振れた消費が春から順調に立ち直っていることが確認されたため、米国経済の成長ペース加速と利上げペースの段階的な加速の観測が台頭し、米長期金利が一時3.09%と6年10カ月ぶりの水準に上昇した。
14日までの連騰の反動と米長期金利上昇への警戒感から、15日の米株式市場はやや大きく反落した。
ただ、米長期金利が3%台に乗せてさらに上昇する可能性を示し始めたことで為替は1ドル=110円20銭処と110円台を回復している。
日本株市場では米国の長期金利上昇と株安に対する警戒感が根強いが、為替市場で見え始めたドル高円安トレンド入りの兆しが投資家マインドを下支えしているといえそうだ。
セクターでは鉱業、非鉄、銀行が軟調な一方、保険、不動産、鉄鋼が堅調な状況にある。
指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテイリング (T:9983)、ソフトバンクG
(T:9984)、京セラ (T:6971)が重石の一方、洋缶HD (T:5901)、エーザイ (T:4523)、リクルートHD (T:6098)が牽引役となっている。