21日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開が意識されそうだ。
20日の米国市場は株価下落を受けた買い戻しが先行したが、パウエルFRB議長が利上げ継続への正当性を主張したことで米国債利回りが上昇し上値は限られている。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比変わらずの22480円だった。
円相場は1ドル110円40銭台とやや円安に振れて推移している。
米国市場はまちまちだったが、米金利上昇を背景とした円安基調が下支えとなりそうである。
昨日の日経平均は自律反発を強めたが、前日までの下げに対するファンド等のショートカバーが一因とみられる。
指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引しており、インデックス主導の展開といったところだろう。
前日の陰線を吸収する格好となったが、一目均衡表の雲上限を割り込んでいたこともあり、いったんは自律反発が意識されるタイミングであった。
早いタイミングで25日線を上放れてくるようだと、ショートカバーの動きが強まる可能性はありそうだ。
ただし、セクターではディフェンシブ系が上昇をけん引する格好であり、自律反発の域は脱せず、リスク回避志向が強そうである。
中小型株も自律反発をみせているが、メルカリ (T:4385)は高値を更新できず、センチメントの改善は期待しづらいところ。
しばらくは米中貿易摩擦の行方を見守りつつ、インデックス売買に振らされやすいだろう。
目先は調整のきつい中小型株での自律反発狙いの売買が有効になろう。
また、前日に初値が付かなかったログリー (T:6579)のほか、本日上場のコーア商事ホールディングス (T:9273)、SIG (T:4386)、ZUU (T:4387)に個人の関心が集まることになりそうだ。
(村瀬智一)
20日の米国市場は株価下落を受けた買い戻しが先行したが、パウエルFRB議長が利上げ継続への正当性を主張したことで米国債利回りが上昇し上値は限られている。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比変わらずの22480円だった。
円相場は1ドル110円40銭台とやや円安に振れて推移している。
米国市場はまちまちだったが、米金利上昇を背景とした円安基調が下支えとなりそうである。
昨日の日経平均は自律反発を強めたが、前日までの下げに対するファンド等のショートカバーが一因とみられる。
指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引しており、インデックス主導の展開といったところだろう。
前日の陰線を吸収する格好となったが、一目均衡表の雲上限を割り込んでいたこともあり、いったんは自律反発が意識されるタイミングであった。
早いタイミングで25日線を上放れてくるようだと、ショートカバーの動きが強まる可能性はありそうだ。
ただし、セクターではディフェンシブ系が上昇をけん引する格好であり、自律反発の域は脱せず、リスク回避志向が強そうである。
中小型株も自律反発をみせているが、メルカリ (T:4385)は高値を更新できず、センチメントの改善は期待しづらいところ。
しばらくは米中貿易摩擦の行方を見守りつつ、インデックス売買に振らされやすいだろう。
目先は調整のきつい中小型株での自律反発狙いの売買が有効になろう。
また、前日に初値が付かなかったログリー (T:6579)のほか、本日上場のコーア商事ホールディングス (T:9273)、SIG (T:4386)、ZUU (T:4387)に個人の関心が集まることになりそうだ。
(村瀬智一)