アイ・エス・ビー (T:9702)は1日、2018年12月期第2四半期（18年1-6月）連結決算を発表した。 売上高が前年同期比5.5%増の86.88億円、営業利益が同35.0%増の5.19億円、経常利益が同37.8%増の5.29億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同90.3%増の3.60億円となった。
情報サービス事業の売上高は前年同期比5.4%増の69.10億円、営業利益は同60.7%増の3.70億円となった。
情報サービス分野は、基地局業務を中心に「モバイルインフラ」が堅調に推移、「組込み」は、医療、車載業務が好調に推移し、「業務システム」、「フィールドサービス」は、旺盛なIT投資を背景に企業向けのシステム開発業務やそれらに付随するサーバ・ネットワーク構築業務が順調に伸び前年同期を上回っている。
一方で「携帯端末」は、スマートフォン開発業務の減少をアプリ開発業務で補うべく注力した。
「金融」については、案件の獲得に努めたが、IT技術者不足の影響を受け、一部受注を取り込めず、前年同期を下回った。
グループ経営戦略の推進およびパートナー企業との連携等が奏功し、営業利益は前年同期を大幅に上回った。
セキュリティシステム事業の売上高は前年同期比5.8%増の17.77億円、営業利益は同8.8%減の1.40億円となった。
出入管理、入退室管理システムおよび施工等、総じて順調に推移し、売上高は前年同期を上回った。
一方、利益面では、研究開発の投入や製品開発の投資を促進しており、この費用が増加し、営業利益は前年同期を下回った。
2018年12月期通期の業績予想については、同日に各利益の上方修正を発表している。
売上高は前期比5.0%増の175.00億円、営業利益は同34.1%増（前回予想比11.1%増）の8.00億円、経常利益が同30.8%増（同10.8%増）の8.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益は56.0%増（前回予想比26.3%増）の4.80億円としている。
グループ経営戦略である、ニアショア、オフショアの活用での成果、またパートナー企業の確保が計画以上に出来たこと等により収益性が向上し、各利益の上方修正に至った。