サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

今週の南アランド円は、上値の重い展開に? サンワード貿易の陳氏(三井智映子)

発行済 2018-09-04 15:17
更新済 2018-09-04 15:20
今週の南アランド円は、上値の重い展開に? サンワード貿易の陳氏(三井智映子)
今週の南アランド円は、上値の重い展開に? サンワード貿易の陳氏(三井智映子)

皆さん、こんにちは。
フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。
先週の南アランド円は下落しましたね。
今回は、南アフリカの通貨、ランドについてのレポートをご紹介します。


テクニカルマイスターでは、先週南アランド円が下落した背景について、『犠牲祭明けのトルコ通貨リラが下落したことや、アルゼンチンペソが利上げしたにもかかわらず下落したことを受けて、新興国通貨全般に売り圧力がかかった。
これに加え、米中貿易戦争の激化懸念を受けて、中国の景気後退が懸念され、同国と貿易関係の深い南アランドには売りが強まった』と分析しています。


また、格付け会社S&Pグローバル・レーティングスの格付けについて『5月、南アの外貨建て債務格付けをジャンク級の「BB」、現地通貨建て債務格付けを「BBプラス」にそれぞれ据え置いた。
次回の格付け見直しは11月』と伝えています。
同社は南アランドの状況について『トルコとは異なると指摘』しており、『南アフリカのソブリン信用格付けを投機的(ジャンク)等級内で一段と引き下げる公算は小さいとの認識を示した』とのことで、格付けをあまり心配する必要はなさそうです。


しかし、懸念としてアメリカとの関係悪化を挙げており、『ラマポーザ大統領が白人所有の土地に対して、無保証で収容する計画を改めて明らかにしたことに対して、トランプ大統領が批判していることも気になるところ。
しかし、人種隔離政策(アパルトヘイト)に伴う植民者である白人による強引な土地接収だったため、南アフリカ政権が妥協することは難しいだろう』との見解を示しています。


今週の南アランド円については『上値の重い展開が続くだろう』と考察しています。
ただし、アメリカとの関係悪化が懸念とされる一方で、『前回のBRICS会議では中国からの支援を取り付け、英国のメイ首相が南ア訪問中に「貿易関係を強化し、米国を抜いて英国が最大の対アフリカ支援国になることを望んでいる」と発言したことは好感されている』とも伝えており、そのため、『一方的な下落とはなりにくいだろう』とまとめています。


参考になさってみてくださいね。


上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の9月3日付「南アランド円相場、先週の動き・今週の展望」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。


フィスコマーケットレポーター三井智映子


最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます