以下が、米国株式市場で本日注目するべき3つのポイントだ。
1. JOLTS求人労働異動調査が増加の見通し
今日の重要な経済指標は11月JOLTS求人労働異動調査が公表されることだ。(※正確には1月9日午前0時)
エコノミストは717万増と予想している。
しかし、この数字は2ヶ月も前のものであり、先週の12月雇用統計では大幅な増加がみられたため、市場に大きな影響は与えないと考えられる。
2. ヘレン・オブ・トロイの決算報告
化粧品の製造・販売を主な事業とするヘレン・オブ・トロイ(Helen of Troy) (NASDAQ:HELE)が日本時間午後11時に決算発表を行う。
アナリストは4万2500億ドルの売上で、EPS(一株あたり利益)は2.36ドルになると予想している。
同株価は現在の株式の下降トレンドとは相反し、同株は過去3ヶ月でみると上昇している。
前四半期決算報告では、予想をを上回っており、業績見通しを上方修正している。
3. 原油の上昇は続くのだろうか?
原油価格は、2019年に入って上昇を続けている。明日に原油トレーダーにとって注目すべき経済指標がある。
米国石油協会(API)のAPI週間統計が日本時間9日午前6時30分に控えている。
先週の米原油在庫量は692万バレルであった。
2018年10月頃まで堅調に推移していた原油価格は、年度末にかけて軒並み下落へと転じたものの、現在は米中通商交渉、サウジの減産、在庫量の減少によってようやく原油価格が反発し始めた。
WTI原油は昨日一時49.79ドルを付けた後、終値は1.2%高の1バレル=48.52ドルであった。