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15日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反発し、155ドル高となった。
英議会下院で欧州連合(EU)離脱案が否決されたことも想定内と受け止める向きが多く、本日の日経平均は米株高を好感して20円高からスタートしたが、寄り付き直後にはマイナスへ転じた。
直近2日で400円近く上昇していたため、目先の利益を確定する売りが出た。
前場中ごろに一時20323.32円(前日比231.97円安)まで下落すると押し目買いが入り下げ渋ったが、後場は20400円台での小動きが続いた。
大引けの日経平均は前日比112.54円安の20442.75円となった。
東証1部の売買高は12億0962万株、売買代金は2兆1581億円だった。
業種別では、石油・石炭製品、鉱業、パルプ・紙が下落率上位だった。
一方、電気・ガス業、食料品、水産・農林業が上昇率上位だった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の67%となった。
個別では、ファーストリテ (T:9983)、村田製 (T:6981)、資生堂 (T:4911)が2%超下落したほか、武田薬 (T:4502)やトヨタ自 (T:7203)などもさえない。
ソフトバンクG (T:9984)は小幅に下げた。
前日まで「企業変革プラン」を好感した買いが入っていたオリンパス
(T:7733)だが、本日は利益確定売りに押され5%近い下落。
業績観測が報じられたコーセー (T:4922)は3%超下落した。
中小型株では決算発表のGunosy (T:6047)が材料出尽くし感から商いを伴って急落。
また、SKジャパン (T:7608)はストップ安水準まで売られた。
一方、任天堂 (T:7974)、ソフトバンク (T:9434)、キーエンス (T:6861)などはしっかり。
12月売上概況がポジティブ視されたイオンファン (T:4343)は大幅続伸。
決算発表銘柄ではメディアドゥ (T:3678)などが大きく買われ、東京ベース (T:3415)はストップ高を付けた。