[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;21232.93;+199.17TOPIX;1593.58;+10.73[後場の投資戦略] 日経平均は前日に344円安と大幅続落していただけに、米株高や円安を受けて反発すると、朝方には上げ幅を233円高まで広げる場面があった。
ただ、寄り付き直後を高値に伸び悩む場面があり、ここまでの東証1部売買代金も概算で8500億円にとどまるなど、ギャップアップスタート後は積極的な売買が手控えられていることが窺える。
英国の欧州連合(EU)離脱を巡っては、英政府が離脱協定案を29日の議会下院で採決することを決めた。
メイ英首相は自身の辞任を約束し支持を求めるが、議会承認が得られるかはなお見通せない。
合意期待が高まっている米中協議についても、結果を見極めたいとの思惑が徐々に強まるだろう。
後場の日経平均はプラス圏でこう着感を強める可能性がある。
新興市場では週末とあって利益確定売りが出やすく、マザーズ指数は続落して前場の取引を終えた。
しかし、本日上場したWelby (T:4438)やエードット (T:7063)は買い殺到でまだ初値を付けておらず、前日上場の日本ホスピス (T:7061)などは大幅高となっている。
IPO銘柄を中心に個人投資家の物色意欲は引き続き旺盛だ。
(小林大純)