(T:6047) Gunosy 1860 -500ストップ安比例配分。
先週末に第3四半期の決算を発表、通期予想の下方修正が嫌気されている。
第3四半期累計営業利益は18.6億円で前年同期比35.5%増益、12-2月期は3.3億円で同25.4%減と大幅減益に転じている。
通期予想は従来の27.2億円から21.0億円、前期比8.4%増に下方修正、広告宣伝費の追加投資が主因となっているようだ。
また、説明会では来5月期の減益見通しも示している。
(T:6740) JDI 79 ±0一時急伸。
先週末、中国・台湾の企業連合Suwaコンソーシアムから800億円の金融支援を受けることで合意したと発表。
金融支援が正式に決定したことによる経営不安の後退を材料視する動きが先行。
ただ、金融支援の方向性は大方織り込まれていたこと、割当増資による大規模な希薄化が想定されることから、買い一巡後は伸び悩んだ。
新株予約権全てが転換価額50円で行使された場合希薄化率は189.09%となるもよう。
(T:1925) 大和ハウス 3142.0 -124.0大幅続落。
先週末の取引時間中に、戸建住宅や賃貸共同住宅で建築基準に関する不適合が見つかったと発表、その後株価は大幅安となったが、本日も売り優勢の展開が続いた。
200棟は防火安全性が不十分な恐れ及び柱の仕様が不適合な賃貸共同住宅、1878棟は独立基礎の仕様の不適合となっている。
対応費用などの水準が不透明であるほか、過去にも不適合問題が発覚した経緯もあるため、中期的な信用力の低下も懸念される形に。
(T:7269) スズキ 4834 -115続落。
先週末に、完成検査関連リコールで800億円の特別損失を計上すると発表している。
作業訓練中の検査補助者が単独で完成検査を行ったほか、完成検査での保安基準への適合性の確認が適切に行われていなかった恐れなどから、該当する車両で初回車検を受けていないものについてリコールを実施するもよう。
業績への影響は一過性とみられるが、損失規模の大きさにネガティブなインパクトが先行している。
(T:6058) ベクトル 1630 +127急伸で年初来高値。
先週末に前2月期の決算を発表。
営業利益は28.6億円で前期比5.6%減益と、4月11日の下方修正水準で着地している。
一方、今2月期は40億円で同40.0%増と急回復の見通し。
前期低迷分野はリストラを推進し、新規子会社やwebメディア事業なども運営体制強化などで回復を見込んでいる。
経常利益は10期連続での最高益更新見通しであり、業績の安定成長をあらためて評価する動きが活発化へ。
(T:8095) イワキ 479 +62年初来高値。
先週末に発表した第1四半期決算が好感された。
営業利益は5.1億円で前年同期比6.4倍と急拡大、上期計画の8.6億円、同0.2%増に対し想定以上に高い進捗率に。
医薬・FC事業の好調が主因。
消化器系・脳血栓症原薬が大幅に伸長したほか、医薬品分野でも抗真菌剤や副腎皮質ホルモン剤など主力品の売上が大幅に伸長した。
副腎皮質ホルモン・抗生物質配合剤が基礎的医薬品に指定されたことも収益増に貢献。
(T:2379) ディップ 1621 -351急反落。
先週末に決算を発表、前2月期営業利益は127億円で前期比18.0%増益、従来予想水準での着地となり、期末配当金も従来計画を引き上げている。
一方、今2月期は108億円で同15.3%減益の見通し。
AI・RPA事業への大規模投資の実施などで、コスト増や売上成長鈍化を想定のもよう。
保守的な予想とはしているが、これまで高成長が続いていたなか、9期ぶりの減益予想にネガティブなインパクトが先行。
(T:7725) インターアク 1600 -225急反落。
先週末に第3四半期の決算を発表している。
営業利益は12.1億円で前年同期比77.8%の大幅増益となった。
イメージセンサ向け検査用光源装置、瞳モジュールの販売が好調に推移した。
ただ、上半期は同2.6倍の水準であり、12-2月期はわずかながら減益に転じる形になっている。
通期計画に対しては順調に推移しているものの、短期的な達成感につながる形のようだ。
(T:6532) ベイカレント 4110 +695一時ストップ高。
先週末に前2月期の決算を発表している。
営業利益は44.9億円で前期比8.2%増益、従来計画の40億円を大幅に上回る着地となった。
12-2月期は大幅増収で前年同期比9割増益となったことで、第3四半期までの実績、会社計画の減益に対して、一転して増益決算に。
今2月期は51億円で前期比13.6%増益の見通しだが、足元の需要環境からみて上振れの可能性が高いとも意識されている。