J-オイルミルズ (T:2613)は18日、レジスタントスターチの摂取が腸内環境改善を促し、その結果、骨密度低下の抑制につながる可能性を、閉経後骨粗しょう症モデル動物において示唆した研究論文を国際科学雑誌Nutrients誌に発表したとしている。
レジスタントスターチは生体内で消化吸収されず大腸へ到達するでん粉。
大腸の腸内細菌叢を健康的なバランスに改善するプレバイオティクス作用を持つことが報告されている。
今回の論文では、レジスタントスターチ含量の高いハイアミロースコーンを原料とした同社製品アミロファイバーSHの給餌有無による、腸内細菌叢、腸管の免疫および骨髄の炎症関連遺伝子、骨密度への影響を閉経後骨粗鬆症モデル動物において評価。
その結果、レジスタントスターチを配合しない資料を給餌した群に比べ、骨密度の低下が抑制された。
同社では一連の研究成果を基に、今後も研究をすすめ、製品開発を目指すとしている。