日経平均は反発。
16日の米国市場ではNYダウが3日続伸し、214ドル高となった。
経済指標や小売り大手ウォルマートなどの決算の予想上振れが好感された。
また、時間外取引でエヌビディアやアプライド・マテリアルズといった半導体関連株が決算を受けて上昇。
本日の日経平均もこうした流れを引き継いで183円高からスタートすると、前引けにかけて21398.85円(前日比335.87円高)まで上昇する場面があった。
ただ、中国・上海総合指数が下げ幅を広げるとともに、後場の日経平均は伸び悩む展開となった。
大引けの日経平均は前日比187.11円高の21250.09円となった。
東証1部の売買高は13億4952万株、売買代金は2兆4294億円だった。
業種別では、石油・石炭製品、その他製品、情報・通信業が上昇率上位で、その他も全般堅調。
一方、水産・農林業、空運業、電気・ガス業の3業種が下落した。
東証1部の値上がり銘柄は全体の80%、対して値下がり銘柄は18%となった。
個別では、ソニー (T:6758)が売買代金トップで10%近く上昇。
自社株買いの実施や米マイクロソフトとのクラウド型ゲームでの提携を発表している。
ソフトバンクG (T:9984)や任天堂 (T:7974)、キヤノン (T:7751)は2%超上昇したが、任天堂はエヌビディアのゲーム向け売上の増加が買い材料視されたようだ。
その他売買代金上位ではファーストリテ (T:9983)、三菱UFJ (T:8306)などが堅調で、東エレク (T:8035)は買いが先行したものの伸び悩んだ。
また、キャリアインデ (T:6538)がストップ高を付け東証1部上昇率トップとなった。
一方、前日に続き電子部品株が軟調で、村田製 (T:6981)は続落し、TDK (T:6762)や太陽誘電 (T:6976)は売りがかさんだ。
その他売買代金上位ではZOZO (T:3092)が7%超下落し、武田薬 (T:4502)は小幅に下落。
また、すてきN (T:8089)が連日のストップ安で東証1部下落率トップとなった。