30日のマザーズ指数は大幅続落となった。
前日の米国株式市場で、対中貿易摩擦問題に対する長期化への懸念が高まったことにより、主要3指数は揃って続落。
これにより、本日は朝方からマザーズ銘柄に対しても売りが先行した。
その後は、マザーズ指数が節目の900ptに近づくと下値拾いの動きもみられたが、さえない中国株式市場などの外部環境を背景に、時価総額上位銘柄やバイオ株の軟調推移が個人投資家心理の重しとなったようだ。
結局、マザーズ市場は総じて戻りが鈍く、物色としても材料株や直近IPO銘柄の一角に留まった。
なお、売買代金は概算で1001.98億円。
騰落数は、値上がり89銘柄、値下がり190銘柄、変わらず5銘柄となった。
値下がり率上位銘柄では、自律制御システム研究所 (T:6232)やインパクトホールディングス (T:6067)が9%安となったほか、フレアス (T:7062)、チームスピリット (T:4397)などが並んだ。
売買代金上位では、そーせい (T:4565)が6%安となったほか、トビラシステムズ (T:4441)、メルカリ (T:4385)、HEROZ (T:4382)、メドピア (T:6095)、サンバイオ (T:4592)、アンジェス (T:4563)が軟調な一方で、直近IPO銘柄のハウテレビジョン (T:7064)やグッドスピード (T:7676)のほか、ALBERT (T:3906)などが上昇した。
なお、本日マザーズ市場に上場したバルテス (T:4442)は、初日値付かずとなった。