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大幸薬品 Research Memo(1):2019年3月期は感染管理事業好調により増収増益。クレベリンのブランド力向上

発行済 2019-06-24 15:55
更新済 2019-06-24 16:01
© Reuters.  大幸薬品 Research Memo(1):2019年3月期は感染管理事業好調により増収増益。クレベリンのブランド力向上
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■業績動向大幸薬品 (T:4574)は、「正露丸」「セイロガン糖衣A」を中心とする医薬品事業と、ウイルス除去・除菌・消臭製品「クレベリン」シリーズを中心とした感染管理事業を展開している。

2019年3月期通期は、売上高が10,418百万円(前期比10.1%増)、営業利益が2,029百万円(同9.3%増)、経常利益が1,885百万円(同20.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が1,415百万円(同29.3%増)と感染管理事業が好調に推移し増収増益決算となった。

売上高に関しては、医薬品事業が堅調、感染管理事業が大きく伸長した。

国内医薬品事業の売上高は3,705百万円(前期比0.6%減)と微減。

セイロガン糖衣Aが堅調に推移しているものの、前期に発売した「正露丸クイックC」の初期出荷があったため、反動減が影響した。

海外医薬品事業の売上高は1,837百万円(同6.3%増)となった。

中国向けが増加し、全体としておおむね計画どおりの進捗である。

感染管理事業の売上高は、4,862百万円(同22.0%増)と大幅増収となった。

2018年にクレベリン製品のデザインリニューアル(発売開始以来初)を行い、それに伴う販促強化により店頭の陳列スペースが拡大。

2018年12月より新TVCMを放映開始し、店頭販売も好調に推移した。

例年インフルエンザの流行度合いが売上高の決定要因となってきたが、今期はインフルエンザの流行が前期比減であったにもかかわらず、売上増を達成し、マーケティング戦略の成功を証明した形だ。

一般用製品の好調に連動して業務用製品も伸長。

特にオフィス通販向けがけん引した。

売上総利益は増収影響等により増加した。

一方でクレベリン製品のリニューアルに伴う旧品の返品増加等により売上総利益率は低下した。

販管費は、マーケティング強化により費用が増加したが、増収効果等により販管費率は低下した。

結果として、営業利益が前期比2ケタに近い増益、経常利益は未稼働設備関連費用減及び為替差益計上などにより同20%を超える大幅な増益となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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