火曜日の米国株式市場は主要3指数が揃って下落した。中国外務省が改めて米中電話協議があったことを確認していないと述べたことで、米中貿易交渉への期待感が薄れたことに加え、米10年債と2年債利回りの逆転が進み、景気後退懸念が高まったことが主な理由だった。
午前11時21分時点での米10年債利回りは1.474%まで低下しており、1.514%の2年債利回りとの逆イールドが継続している。ドル/円は105.80円となっている。
上海総合指数は0.35%安、香港ハンセン指数は0.04%安、韓国総合株価指数は0.48%高となっており、アジア市場はまちまちの状態。ドル/オフショア人民元は0.01%高、ドル/ウォンは0.13%高となっている。ウォンは2時間足でみると三角持ち合いを形成しており、本日か明日には上下どちらかに動く可能性がある。週足で見ると3週連続で1215以上では抑えられており、何か追加材料がないと上抜けは厳しそうではあるが、その動向に留意したいところだ。
日経平均株価は2万458円とわずかに上昇している。米国市場が下落したことで、本日も上値が重いが、下値は予想以上に底堅い。ドル/円も105円台後半を維持しており、特段の材料がなければ後場も膠着状態が続く可能性が高いだろう。