[北京 5日 ロイター] - 仏自動車大手でプジョーのメーカーであるPSAグループ (PA:PEUP)は5日、提携先である中国の東風汽車集団 (HK:0489)との合弁事業の再編計画を発表した。短期間でコストを削減し、2025年までに年間販売台数を40万台に引き上げる。
PSAの中国のソーシャルメディアへの投稿によると、合弁会社の東風プジョー・シトロエン(DPCA)は損益分岐点を今年は18万台を下回る水準に、2020年と21年は15万台を下回る水準に引き下げる。
生産資源の整理統合、遊休資産の処分、システムの効率性改善に取り組むほか、中国で発売する新モデル車を増やし、今後3年間で14の新モデルを発売するという。
年間目標販売台数を2020─21年は約25万台、25年までに40万台と設定した。昨年の中国での販売台数は約25万台だった。
20年以降は、すべての新モデルに中国の当局規制で「新エネルギー車」の認定を受けられる電動版の車を用意するという。
DPCAは設立から27年。
中国市場は昨年、1990年代以降で初めて縮小に転じた。今年は米中貿易摩擦の影響で販売台数はさらに5%減少すると見込まれている。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20190906T054411+0000