本日のマザーズ先物は、前日の米国株の上昇や為替市場での円安進行などを背景に、買いが先行してスタートしそうだ。
前日の米国株式市場では、最終日を迎えた米連邦公開市場委員会(FOMC)で想定通り0.25%の利下げが決まり、その後の記者会見でパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が年内の追加利下げに積極的な姿勢を示したことから買われ、NYダウやS&P500種指数などは上昇した。
また、為替市場でもドル高・円安が進み、一時1ドル=108円台半ばまで下落するなど外部環境は良好で、投資マインドの改善に寄与するだろう。
マザーズ先物にも買いが波及すると思われるが、週内の最後の注目イベントである日銀の金融政策決定会合の結果判明を午後に控え、次第に模様眺めムードが強まる可能性はある。
市場では「日銀はフォワードガイダンスの修正など日本も金融緩和の方向性が示される可能性がある」との見方があり、決定会合を受けた短期筋の仕掛け的な売買には注意が必要だろう。
上値のメドは840.0pt、下値のメドは825.0ptとする。