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米NHTSA、新車安全性能評価プログラムの見直し再開へ

発行済 2019-10-17 10:27
更新済 2019-10-17 10:29
米NHTSA、新車安全性能評価プログラムの見直し再開へ
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[16日 ロイター] - 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は16日、長らく中断していた新車を対象とする衝突安全性能評価プログラムの見直し作業を再開すると発表した。

NHTSAは2015年、当時のオバマ政権の下、自動車メーカーに対し、新車評価プログラム(NCAP)の一環として最高位の5つ星評価の獲得に必要な衝突回避技術の搭載を義務付けるよう提案した。こうした変更は19年型車から導入される予定だったが、NHTSAが追加の公聴会を開いたため延期されていた。

NHTSAのオーウェンズ局長代行は声明で「NHTSAは2020年、自動車メーカーに人命を救い、負傷を予防する革新的な安全技術への投資を継続させる市場原理に基づくインセンティブを創設することにより、大幅な更新と改良を提案する」との方針を表明した。

NHTSAによると、今回の変更には「新たな試験手順、車両のラべリングの更新、衝突試験用ダミーの改良、歩行者や自転車の安全性に関連する新技術」などが含まれる可能性がある。

15年の提案では、自動車メーカーに前方衝突警告、車線逸脱警告、盲点検出、後方自動ブレーキ、歩行者自動緊急ブレーキなどの先進技術の追加搭載を求め、これらを5つ星評価に組み込むとしていた。

米ゼネラル・モーターズ (N:GM)、独フォルクスワーゲン (DE:VOWG_p)、トヨタ自動車 (T:7203)などが加盟する業界団体、米自動車製造者連盟は昨年、「NCAPに新たに追加される項目によって、現実世界で安全性が著しく向上することが重要だ」とした上で「さもなければ、車両コストを引き上げるだけだ」と指摘していた。

実際、新車の大半は4つ星ないし5つ星を達成しており、消費者が区別しにくくなっているとの批判もある。

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