40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

米バンカメ、コスト削減より投資を重視へ転換

発行済 2019-10-17 11:17
更新済 2019-10-17 11:21
米バンカメ、コスト削減より投資を重視へ転換

[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米金融大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ) (N:BAC)が16日発表した第3・四半期決算は、コスト削減に頼った利益拡大策から同社が約5年ぶりに離れたことを示した。2007-09年の金融危機後に続いた米銀行界のコスト削減の流れが、投資重視へと急激に転換している最新の兆候だ。

第3・四半期の利益は市場予想より良かったが、けん引役になったのは融資や株式トレーディング収益や合併・買収(M&A)手数料の増加。全体で純収入とコア支出はいずれもほぼ横ばいにとどまった。業界ではこの両者の差、いわゆる営業レバレッジの増減が、コスト管理能力を示す指標と見なされ、注視される。

バンカメの営業レバレッジは今年第2・四半期まで、18四半期連続で拡大していた。

第3・四半期はコストを削減するのでなく、マーケティングやIT、不動産、機器、報酬への支出を増やした。米国内が中心の消費者向け部門は20カ所の新規拠点を開設、117拠点を改修し、従業員の賃金も上げた。パリ事務所も新規開設し、顧客対応のスタッフを増員、デジタル機器への支出も増やした。

経営陣は、こうした投資は事業の好調さと拡大を維持する上で必要と説明。一方で、経費のコントロールは適切だと断言した。ブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は、コストは年間約530億ドルに抑え続けると約束している。

コスト削減よりも投資を優先する動きはゴールドマン・サックス (N:GS)、ウェルズ・ファーゴ (N:WFC)、シティグループ (N:C)など他の米金融機関でも進んでいる。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます