1340GMT 29日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
30日終値 前営業日終値
株 FT100 4249.21(‐44.82) 4294.03
クセトラDAX 4808.64(‐76.45) 4885.09
金 現物午後値決め 934.5 935.5
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 98.960 (+0.000) 0.570(0.625)
独連邦債2年物 1.368(1.368)
独連邦債10年物(9月限) 121.09 (‐0.06) 3.379(3.366)
独連邦債30年物 4.194(4.208)
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<為替> ドルが対ユーロ・円で上昇。4月の米ケース・シラー20都市圏住宅価格指
数が予想されたほど落ち込まず、住宅セクターの幾分の安定が示されたことが要因となっ
ている。
景気回復をめぐる楽観的見方のほか、株高や商品(コモディティ)価格の上昇もドルを
支援しているとアナリストは指摘した。
<株式> ロンドン株式市場は反落。米消費者信頼感指数が予想外に低下するなか、銀
行・鉱山・食品小売株中心に売られた。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は四半期ベースでは8.2%上昇し、2003年第
4・四半期以来の好成績となった。
米大手民間調査機関のコンファレンス・ボード(CB)が発表した6月の消費者信頼感
指数は49.3と前月から予想外に低下した。また「就職困難」と回答した割合が
44.8%と、前月の43.9%から上昇した。
第1・四半期の英国内総生産(GDP)も1958年以来の大幅な落ち込みとなった。
原油価格が1バレル=70ドルを割り込むなか、石油メジャーが下落。BGグループ
BGグループは、米ダラスのエキスコ・リソーシズ
をめぐり13億ドル支払う方針を示した。
鉱山株も安い。アングロ・アメリカン
%それぞれ下落。ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ
ラータ
銀行株も売り優勢だった。ロイズ・バンキング・グループ
・オブ・スコットランド(RBS)
タード(スタンチャート)銀行
建材販売大手のウルズリー
ー最高経営責任者(CEO)の退任発表を好感した。
欧州株式市場は反落。米消費者信頼感指数が予想外に低下したことを背景に、銀行・エ
ネルギー株中心に売りが出た。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.46ポイント(1.10%)安
の850.17。ただ、第2・四半期では15.9%上昇し、1999年以来の大幅な上
昇となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は36.03ポイント(1.48%)安
の2401.69。
BGCパートナーズのストラテジスト、ハワード・ウィールドン氏は「朗報に比べ、悪
いニュースが相場により痛手を与える状況にある。今日は商いも薄く、わずかなきっかけ
でも容易に影響した」と述べた。
6月のコンファレンス・ボード(CB)米消費者信頼感指数は49.3と、前月の
54.8から低下した。市場予想は55.0だった。
銀行株ではBNPパリバ
エテ・ジェネラル
原油価格の下げはエネルギー株を圧迫。トタル
ッチ・シェル
1.7%安。
消費者信頼感の落ち込みは銅や他の金属価格を圧迫し、鉱山株ではアングロ・アメリカ
ン
が1.8─2.7%安。
仏小売り大手カルフール
リスト会合で、コスト削減計画が明らかにされなかったことで失望感が広がった。同社は
その後計画を発表した。
<ユーロ圏債券> 軟調。ただ、6月の米コンファレンス・ボード(CB)消費者信頼
感指数が予想外に低下したことや、期末買いが下値を支えた。
欧州株も下落したが、FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は四半期ベース
では約16%高と、1999年以来の大幅な上げを示した。
BNPパリバの金利戦略部門代表Cyril Beuzit氏は「過去数週間大幅に上昇していた債
券市場では若干調整が見られる」と述べた。
4月の米ケース・シラー住宅価格指数は前月から低下したものの、マイナス幅は縮小し
一部地域で価格が安定化しつつあることを示した。
6月の米シカゴ地区購買部協会景気指数は、経済活動の拡大・縮小の分岐点となる50
を依然下回っているものの、前月から改善した。
これらの指標は債券の売り圧力となったが、6月の米CB消費者信頼感指数が予想外に
低下したことで債券は地合を若干回復した。
コメルツ銀行のストラテジスト、デビッド・シュノーツ氏は「データは全般的にまちま
ちだった。ただ、米CB消費者信頼感指数の内容が予想外だったことは明らかで、期間が
長めの債券を中心とした月末買いとともに下向きリスクの歯止めとなった」と述べた。
1516GMT時点で独連邦債先物9月限
時は120.77まで下落した。
独連邦債10年物
3.385%。四半期ベースでは約40bp上昇と、約1年ぶりの大幅な上昇となった。
リスク志向の改善を受け株式相場が持ち直したことが背景。
同2年物
7月1日に60億ユーロの10年物独連邦債入札を控え、市場は当面、引き続き圧迫さ
れる可能性がある。
10年物のアイルランド国債と独連邦債の利回り格差は前日終盤から約10bp縮小し、
235bpとなった。
第1・四半期のアイルランド国内総生産(GDP)は、個人消費がさえないなか輸出セ
クターが下支えとなり、前期比マイナス1.5%と、前四半期から落ち込みが緩和した。
前年同期比ではマイナス8.5%で、ロイター予想のマイナス9.1%ほど悪化しなかっ
た。
[東京 1日 ロイター]