[ワシントン 31日 ロイター] - 米ゼネラル・モーターズ(GM) (N:GM)は31日、SUV(スポーツ多目的車)とピックアップトラック計63万8000台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。車輪速度センサーの不具合で意図しないブレーキ作動が起きる可能性があるとした。
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リコールの対象になるのは2015─20年型のシボレー・サバーバン、タホおよびユーコン、2014─18年型のシボレー・シルバラード1500とGMCシエラ1500のうち、5.3リットルエンジンを搭載した後車軸比3.08、四輪駆動の車両。
GMによると、センサーの不具合によって、意図せず駆動系保護システムが作動し、不具合が起きたセンサーと反対側の車輪にブレーキがかかる可能性がある。そうなった場合、車体は不意に片側に引っ張られ、衝突のリスクが高まるという。
GMはこの不具合に関連した事故は承知していないとした上で、意図しないブレーキ作動や車体の側方移動について150件の報告を受けていると明らかにした。