[フランクフルト 15日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW) (DE:VOWG_p)は15日、傘下アウディ (DE:NSUG)の新最高経営責任者(CEO)に、同国高級車メーカー、BMW (DE:BMWG)元幹部のマークス・デュースマン氏を4月1日付で起用する人事を発表した。ブラム・ショット暫定CEOは退社する。
デュースマン氏はVWグループの研究開発担当取締役にも就任する。
アウディはVWグループの研究開発の主要拠点だったが、2015年の排ガス不正問題で幹部エンジニアらは解雇、CEOは更迭され暫定CEOが置かれていた。
デュースマン氏はアウディブランドが失った技術ノウハウや影響力の立て直しを図る任務を任される。
VWグループのヘルベルト・ディースCEOは同日の記者会見で「デュースマン氏はアウディブランドの可能性のすべてを解き放つために全力を尽くす」と語った。