日経平均は続伸。
15日の米国市場でNYダウは222ドル高と反発し、初めて28000ドルを上回った。
政府高官が相次いで米中貿易協議の進展を示唆し、10月小売売上高の予想上振れも好感された。
しかし、週明けの東京市場では利益確定の売りも出て、日経平均は小幅高からスタートすると、朝方にはマイナスへ転じる場面があった。
前場中ごろからは香港株の上昇などが安心感につながって強含み、一時23420.62円(前週末比117.30円高)まで上昇。
後場に入り伸び悩む場面もあったが、この日の高値圏で取引を終えた。
大引けの日経平均は前週末比113.44円高の23416.76円となった。
東証1部の売買高は12億2347万株、売買代金は1兆9051億円だった。
売買代金は3週間ぶりの2兆円割れ。
業種別では、医薬品、その他製品、情報・通信業が上昇率上位だった。
一方、繊維製品、石油・石炭製品、水産・農林業が下落昇率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の51%、対して値下がり銘柄は45%となった。
個別では、売買代金トップのソフトバンクG (T:9984)や任天堂 (T:7974)、武田薬 (T:4502)、ソニー (T:6758)、東エレク (T:8035)などが堅調。
経営統合で基本合意したZHD (T:4689)とLINE (T:3938)も揃って上昇した。
スマートフォンゲーム「ドラゴンクエストウォーク」の1000万ダウンロード突破でコロプラ (T:3668)は5%超の上昇。
業績下方修正のヤーマン (T:6630)は悪材料出尽くし感から買い優勢となった。
また、業績上方修正と増配を発表した日本アクア (T:1429)などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、ZOZO (T:3092)が3%安で3日続落。
三菱UFJ (T:8306)や資生堂 (T:4911)は小安い。
公募増資実施を発表したチャームケア (T:6062)は急落し、LIXILビバ (T:3564)などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。