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米GM、2030年までにキャデラックを大半電動化=幹部

発行済 2019-12-13 10:01
更新済 2019-12-13 10:05
米GM、2030年までにキャデラックを大半電動化=幹部
GM
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[デトロイト 12日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM) (N:GM)の高級車ブランド「キャデラック」部門のスティーブ・カーライル社長は12日、同ブランドの大半ないしおそらくすべての車種を2030年までに電動化する計画を明らかにした。

カーライル氏はまた、全体の自動車販売台数が減少している今年の中国市場で、キャデラックの販売台数の伸び率が予定通り「2桁台前半」で推移していると述べた。米国での今年の販売台数も想定通り、2013年以来の増加に転じる見通しだという。

同氏はまた、キャデラックの大型SUV(スポーツ用多目的車)「エスカレード」と類似の電動版大型SUVを発売することを認め、従来のガソリン車も消費者の需要に応じて並行して販売する方針を示した。

関係者がこれまでロイターに語ったところによると、GMはこの電動版大型SUVの生産を23年後半、デトロイトのハムトラムク工場で開始する見通し。同工場は30億ドルを投じて整備することが計画されている。

同社はまた22年に中国で小型電動版SUVを導入する計画。

カーライル氏はまた、キャデラックは今後発売する車種に、従来用いてきた「CT6」や「XT5」といった数字や文字を使わないとし、「エスカレードは素晴らしい名称だ」と述べた。

キャデラックは現存のガソリン車を今後10年でもう一度刷新した後、電動版に焦点を絞るという。同氏は完全な電動化への「移行がどのような速度で行われるか、誰にも分からない」と語った。

電気自動車(EV)が直面する重要な課題が航続距離だ。カーライル氏はキャデラックには競争力を持つために300マイルの航続距離が必要との見方を示した。またキャデラックもGMが開発する半自動運転システム「スーパークルーズ」搭載の車種を広げる考えを示した。

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