■クオールホールディングス (T:3034)の業績の動向3. BPO事業の動向BPO事業の第2四半期は、売上高6,123百万円(前年同期比10.8%増)、営業利益727百万円(同10.6%増)となった。
営業利益率は11.9%で前年同期と同じであった。
経営管理料の配賦方針変更を調整した第2四半期の営業利益は779百万円(前年同期比18.6%増)となり、営業利益率は12.7%へと拡大した。
BPO事業の中核事業会社であるアポプラスステーションは、第2四半期は売上高55.3億円、営業利益7.7億円となり、前年同期比で増収増益を達成した。
アポプラスステーションの主力事業はCMRを派遣するCSO事業であるが、第2四半期はCMR数が過去最高の570名に拡大した。
製薬企業ではMRを正社員からCMRへと切り替える動きが大きな潮流となっているが、それに加えて同社が進めてきた専門MR(専門領域を有するMR)が評価されて派遣数が増大した。
医療系人材紹介派遣事業も、同社が強みを有する薬剤師、産業保険師、登録販売者の紹介派遣が好調に推移した。
また集客のための施策にも注力し、派遣要員のエントリー数、ひいては派遣者数の増加につなげた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)